満開の木蓮…美しい。
不安定の中の安定。師匠もよく言われます。
不安定だからこそ、安定しようとします。
常に、不安定の中で安定している…これが、生きてる証拠です。
季節も同じです。
冬の次は春。寒い、静かな冬から、暖かい、生き生きとした春へ、一年の中で一番変化が激しい季節なので、
春の嵐が吹き荒れます。
患者さんも同じです、
激しく揺れ動きますが、全ては安定のため。
冬の後は、必ず、春が来ます。
昨日は、急遽、火曜日の勉強会が無くなり、時間が出来たので、
普段から気になってる事、ベランダの寄せ植えをしましたっ。
この生きた花を触ること、ホント元気をもらいます。
生き生きしたものは、その存在だけで、人を癒してくれます。
生き生きしてて、且つ、邪気のないもの…凄いパワーを持ってますね。
赤ちゃんが代表選手です。
春は、黄色を中心に沢山のお花が咲きます。
エネルギーの交流をして、患者さんに大いに還元したいです。
どんどん若手の鍼灸師が活躍する時代になりました。
時々、開院された先生方の、新しい鍼灸院を見学させて頂きますが、ホントに素敵。別世界です。
抜群のデザイン性、細部へのこだわり、お洒落な空間、場にマッチした調度品…ホントに、時代は変わりましたね~
それぞれの先生方の個性もしっかり出ています。
こんな素敵な鍼灸院を見る度に、触発を受け、我が鍼灸院も、何とか素敵にならないものか…と、思案しながら帰りますが、
自分の院に入ったら、やっぱり、これが今の自分には合ってるかなぁと、何かホッとしてしまいます。
まだ、私には、時期尚早なのか、それとも、無センスなのか、古いのか(^^;;
何れかなんでしょうね~。ま、これも個性という事でしょう。
東洋医学では「正気(せいき)」を最重要視します。
「正気」…言い換えれば、胃の気、生命力、自然治癒力、免疫力…色々言い方がありますが、
東洋医学では、生体は完璧なものというのが前提にあります。
完璧なので、何か異物が侵入したり、偏りがあれば、完璧に戻そう戻そうと働きます。
自ら、自然と治そうという方向に向かいます。
この戻そうとする力を「正気」と呼んでいます。
治りが悪いものは、この「正気」が弱っているか、反対に何らかの「邪気」に阻まれてるかです。
正気が弱っていれば、正気を補い、邪気が正気を邪魔してれば、邪気を散らす。
何れも、正気を助ける事を中心に考えていきます。
この考え方、鍼を刺す時とても大切なんです。
生体の邪魔をしないような鍼、生体から感謝されるような鍼を目指したいです。
全ては「正気」を立てるためにです。
日常茶飯事起こってます。
自分は大丈夫なんて絶対言えない事態。
全て、油断とバランスの乱れです。
自分のココロが何処にあるのか、客観的に見つめて、
小さな事を見逃さないように。
疲れをとって、
心身を安定させないと、
とっさの判断が狂います。
動くせわしない春…
怪我、事故、詐欺を寄せ付けない!と
決めていきましょう。