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実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

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院長のブログ 実千代院長の最新ブログ

2015年6月8日(月)

手掌は変化します。


紫陽花と雨…最強コンビ。

何年も通って下さってる患者さんから、改まって、「先生の手、ホントに気持ちいい。ずーっと触っていて欲しい」と言われました。

いい手は鍼灸師の命です。

いい手は、正に、患者さんが気持ちいいと感じて下さる手です。

沢山の患者さんに触れる程、体表に反応が出てる程、いたわる気持ちが湧いてきます。

この繰り返しで、肌に触れる私の手も変わってくるのでしょう。

患者さんのお陰なんですが、嬉しい一言ですね。

まだまだ、益々、いい手掌になっていきたいです。

2015年6月6日(土)

真剣勝負の対話。


ベランダのお花も笑顔満開。

ある重症な患者さんが、治療の後、堰を切ったように話し出されました。

私は、まさに全身全霊、必死でお話を伺いました。

年齢が30も下のペイペイの私に、本当の思いの丈を、全く虚飾なくぶつけられる高貴な御姿。

何が話の核心かを考えながら感じながら伺いました。真剣勝負の対話でした。

この患者さんには、生命次元で特別繋がりの深い方の強い思いと祈りがあります。

どんなに離れていても通じる祈り。繋がる思いに感動しました。

半分は私の治療は終わったような…後の半分は私にとっても、大きな意味のあるものになると思います。

今日6月6日は忘れられない日として残したいです。

2015年6月5日(金)

常にバランスを保つ事の大事。


頭の新芽が可愛すぎる。

患者さんは、痛みや痺れ等々の症状がキッカケで来院して下さいますが、

それらの症状が無くなっても、継続して鍼治療を受けて下さる方が圧倒的に多いです。

定期的に治療を受けられる方や、

歯茎が昨日から腫れてきて、今朝から腰が痛くて、風邪引いて、胃がもたれて、過食が止まらなくて…

こんな日々の暮らしの中で起こる症状でも来てくださいます。

鍼の効果を常日頃から感じて頂いてるからでしょう。嬉しく感謝に堪えません。

日々の小さな出来事で揺れ動くのが人間です。その喜怒哀楽は、身体に影響を与えないわけがありません。

心身のバランスを常にとって、揺れ幅を極力小さく、安定させる。ちゃんと鍼はしてくれます。

2015年6月3日(水)

「死期」が迫っている時。


「日々の心いろいろ」より。

この仕事をしていると避けられないのが「死」という事です。

患者さんが「その死」を間近にして、

どの様に受け止め、覚悟し、後悔なく、人生の最終日を迎えるのか…

ここに、未熟な我々が何処まで介入するのか…

一大事の問題がドシンと横たわってます。

誰もが避けられない死。必ず迎える死ですが、

まだ納得のいかない大事(その人にとっての)を残しては死に切れない場合。

その大事の捉え方…患者さんが、心の底から納得がいき、宇宙と一体の安心感に満ち溢れたものでありますように。

ただただ一生懸命祈りたいです。

2015年6月2日(火)

珠玉のことば。


情熱の赤。

最近の師匠との勉強会は、以前よりは短いですが、珠玉の一言があり充実しています。

先日は打診実技。様々な流派を挙げられ、

「時代も流派も違うが、共通項があり一定の法則性がある。

そして、それなりの成果をあげている。

また臨床を続けていくと、上手くいかない時が出てくる。

そこで、型にはまったものを一度出てみる。

この繰り返しを50年やってきたんだ」と言われました。

本物になるには10年20年ではアカンのですね。でも、長くてもアカン人もいるんだと。。。

その違いを教えて頂いてます。

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