「日々の心いろいろ」より
この夏、待合室とおトイレを全面的に変える事にしました。
フローリングや壁紙の色等、沢山のサンプルの中から選ぶのが本当に楽しく、
皆でワイワイ言いながら選んでいます。好みは其々、私のチョイスも日に日に変わり、
何人かの患者さんからもご意見を頂きました。が、これ!という決定が出来ず迷ってました。
そこで、今日この道のプロの患者さんにジャッジしていただく事に。
彼女との話しは5分程度。私の迷いを一言で次々と吹き飛ばしてくれます。短い言葉なのにホント、凄い説得力です。
私の好みを瞬時に理解し、押し付ける事なく、取捨選択出来る能力を引き出し、決めた事を不動にしてくれました。
プロのプロたる所以…どんな職業もこうあらねばプロとは言えませんね。
「日々の心いろいろ」より
「月に一度でもいいから、治療した方がいいです。脳血管系の病の予防になりますよ」とお伝えした患者さんが、
調子が良いからと、一年近く治療に来られませんでした。
先日、おトイレで脳出血で倒れられました。
こんな事をお聞きすると残念でなりません。
必ず、予防出来るからです。
体表にその兆候がハッキリと出ていましたし、ご両親が血管系の病に倒れられてます。
性格や顔形が似るように、どうしても体質も親に似ます。
だからこそ、用心して、予防しないといけません。
予防すれば同じ病は避けられる確率は高いです。
鍼で中々治せない病も勿論ありますが、予防医学にかけてはかなり効果を上げている自負があります。
こんな暑い夏、油断大敵です。
日頃から気血を巡らせ、大きくバランスを崩す事の無い身体作りをしていきたいです。
「日々の心いろいろ」より
「生命の躍動とは、一刹那一刹那の自己を否定し、伸びていくものであるから、生命そのものが変革、変革を志向している。生きるという事は変革すること、脱皮することである。」藤本蓮風著『弁釈鍼道秘訣集』より抜粋。
ホントいい言葉です。いい言葉は心に染みて且つ元気になります。
今の現状に満足せず、常によりよく伸びようとするのが生命の本来のあり方。。
年齢は関係ないですね。
人はどこまでも成長できる。保守ではつまらないです。
挑戦と探求の日々を過ごしたいです。
ワックワクしながら。
最近、重症な患者さんを多く診させて頂いています。
皆さん、鍼灸に救いを求めて来て下さり、感謝に絶えません。が、油断なりません。
普段は、5台それぞれのブースに入れば、その目の前のひとりの患者さんに集中しますが、
5台中、3人程の重症な方がおられたら、同時に、その他の患者さんの動向にもかなり神経を集中させます。
この集中力…残念ながら職場以外は全くありませんが。。。
有難い事に、スタッフもキビキビ動いてくれるので集中出来ます。
油断は、慢心です。不勉強や自身の不節制も同格。気をつけ無いと。
日々、患者さんと苦楽を共にする為に、益々油断無く、集中力を高めていきたいです。
自然の色彩は見事。
今日、25年前に膝の靭帯を損傷して、移植した方が、再び伸びてしまった靭帯を再移植すると言われました。
聞くと、お医者さんが、今は技術が進歩して、入院は数日程度、移植は内視鏡なので傷は残らず、次の日から歩いてもらいますとの事。
さすがに、特に外科的なものの進歩は雲泥の差だと思います。
さて、東洋医学の進歩は何か…25年前とどう違うのか。
東洋医学の進歩という事に思い馳せると、様々な思いが湧いてきます。
何と言っても、西洋医学で治せない疾患をより確実に治していく事への進歩。
そして、人々の病に対する考え方の進歩。
医療に携わる方の患者さんへの接し方の進歩。
どこをどの様に進歩発展させていくべきか、
様々、考える事は山盛りありますが、
一番大切なのは、東洋医学に限らず、人間の内面がより人間的に進歩する事でしょう。
先ずは、自分が成長して、目の前の患者さんに全力を注ぐ事…
それが東洋医学の進歩の大きな一歩になると信じます。