「日々の心いろいろ」より(ウェディングドレス)
免疫学の世界的権威、新潟大学大学院教授の安保徹先生は、著書の中で言われてます。(『医療が病をつくるー免疫からの警鐘ー』岩波書店)
ただ症状に合わせて降圧剤など数種類の薬が処方される。
薬剤が進歩すればするほど対処療法の力が増し、原因を無視した治療に磨きがかかる。
現代医学が破綻し始めている理由の一つは、薬の進歩に「病気の本質を知る」考えが追いついていないことにある。。。と。
西洋医学の表裏をよくご存知の安保先生の言葉には格別な重みがあります。
病人は減るどころか増える一方です。病人が増え続ければ、医者は対応に追われ、
病の成り立ちや生活状態を聞き出す暇など無くなります。
すると病の原因が分からないので難病というものが増え続けていくという悪循環に陥ります。このままいけば益々大変な事に。
全ての医療関係者がこの悪循環にストップをかける必要がある事は言うまでもありません。
「日々の心いろいろ」より(ニゲラクロタネソウ)
眼底出血の患者さんが、再検査に行かれ、医者は、「まぁ様子を見ましょうか」と言う事でしたが、今後どうなって行くでしょうか?と尋ねると、
「良くなるか悪くなるかは神のみぞ知る事です」と言われたそうです(笑)
冗談で言われたにしても、何か別の言い方無かったのでしょうか。気をつける事とか。
東洋医学、特に北辰会方式の治療では、病の原因を様々な角度から探っていきます。
丁寧な問診から始まり、舌、脈、ツボ、顔面、腹部等等…そして、全てを総合して判断していきますので、
病の新旧、病の浅深、不調和の軽重、また、今後の病の方向迄も察知出来やすい診断法です。
更に、生活習慣や性格上の傾向性なども含めて、ひとりひとり違った言葉かけ、養生指導を行います。
神のみぞ知ると言う医者より、こちらの方が余程、理にかなってます。間違いなく。
お盆休みが終わり、今日から診療開始です。
また患者さんの病としっかり向き合って参ります。
今年の夏は湿気が多く、30度越えの日が多かったので、この湿熱気候だけでも胃腸が弱ります。
そこへ、クーラー、冷飲過多となると、更に胃腸が弱り、様々な病を生む切っ掛けとなります。
関節や歯茎の腫れ、食欲不振、下痢、身体が怠い、お腹が張る、足が重い、発熱…今日、全ての症状の方が来院されました。
脈も舌もいつもと違います。
お盆で生活や食が乱れ、お盆前から夜の風が少し涼しくなってるのに、同じ様に一日中クーラーを付ければ、陽気が損なわれ風邪を引きやすくなります。
今から本格的に夏の疲れが出る時です。
汗を沢山かいたので、十分な睡眠をとって陰を養い、冷飲もそろそろホットに、シャワーからお湯に浸かる等、秋の準備を怠らずにお願いします。
日々の心いろいろより(大根の花)
カクテルからスタート
先日、有志が集まって食養の勉強を、食事を摂りながら我が家で行いました。
全て、その道の勉強を積んでおられる先生の手作りです。
その美味しい事といったらありません。食事に大感動です。
感動できるほど美味しい食事こそ、何よりの養生学ですね。
夏、身体に溜まった熱を取る食、秋、夏の疲れを取る食、冬、身体を温め陰分を養う食等々、皆で食べながら体感していきました。
全てが臓腑でいったら腎の蔵に染み渡る~と皆の声(笑)こんな感じでした。
夏の疲れで胃腸は確実に弱ってます。
さぁ、これから何をどんな形で摂取するか、これで秋元気に過ごせるかどうかが決まります。
胃腸が喜んでるっ!と感じれる食事をお願いします。
「日々の心いろいろ」より
男女問わずアルコール依存症の患者さんが何人か来られます。
先日、また飲んでしまったと後悔されてたので、飲んでいいですよ、楽しく飲んでね。とお伝えしました。
その方にとって、唯一の楽しみ、唯一のストレス解消ですから、それまで取り上げたら可哀想です。暴力沙汰になってませんし。
帰宅し喜んで私に言われたことを家族に話したそうです。ご家族も鍼を信頼して下さってるので大丈夫です。
アルコール依存も、拒食症も、ギャンブル依存も、⚪️⚪️依存は全てやり切れない心を安定させる為のものです。
ご家族が、口では何も言ってませんが、心で相手を責めていましたと言われました。
それも、大元を辿れば、自分に対する責めが相手に向いたという事です。
相手を思ってるからこその悪循環です。ここまで気付けば後は良くなります。
鍼は有難いです。本当に。