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実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

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院長のブログ 実千代院長の最新ブログ

2015年10月10日(土)

氷食症を考える。

最近連続して「氷食症」の患者さんが来院されます。中学生から大人の方まで様々です。

無性に氷を食べたくなるらしく…噛むの?と聞くと、皆、ガリガリ噛んでるようです。

患者さんの傾向をみれば、ストレス過多の人や、貧血傾向の人に多いです。(患者さんは夏より秋に多いです。でも、酷い人は一年中。)

その原因を東洋医学の「気」と「血」の陰陽関係から考えてみます。気は陽、血は陰です。

陰陽バランスを調えるのが、東洋医学です。

ストレス過多が続くと、気が勝ちますので、相対的に血が負けます。

気が勝ち続けていくと、血が不足してしまい気と血の陰陽バランスが乱れます。

血が不足すると、少しの事で敏感になったり、不眠や動悸なども起こってきます。

この氷食は、原因は不明の様ですが、氷を血と取り違えて食べてるのではと感じますし、

ガリガリ噛む事でストレスを発散させている様にも思います。

今日来られた氷食の患者さんは、診察中も氷食べたい…と。氷無くてゴメンね、と言いましたが、

治療が終わったら、あれ?氷食べたく無くなった(笑)と言われてました。

やはり、強烈なストレスから来る緊張が氷食の大元なんでしょう。

2015年10月9日(金)

体表観察と心持ちの大事。


エミちゃん家の秋明菊。

月一回ですが、スタッフ全員で体表観察の訓練をしています。体表観察は診断や治療のキモになるもので最重要です。

今日も鍼灸師ホヤホヤの甥っ子も交えて、7人の白熱体表観察教室(笑)になりました。

今日は原穴と背候診を中心にツボの触り方の徹底訓練をしました。皆、何年か経つと自分のクセというのが出来上がってしまいます。

変なクセが付いたら直すのに一苦労します。

頭で考えず素直にソフトにツボに触れさせて頂く…これ程、ツボはデリケートで鍼を持つ者にとって大切な存在です。

自分の掌と、ツボがピタッと、まるでパズルがハマった様に触れるかが基本です。

人は全員骨格や肉づきが違います。その人に合わせて、臨機応変にツボに合わせていく事は簡単な様で難しいです。

一番大切な事は、どの様な心持ちでツボに触れていくのかでしょう。

東洋医学は、心持ちに始まって、心持ちに終わると言ってもいい程、自身の内面を重視します。内面は外に現れ、振る舞い、所作となります。

皆と共に、日々日々、成長していきたいです!

2015年10月7日(水)

水餃子500個でお祝い。


仕込み完了~


まだまだ半分の量。。

昨日は師匠のお誕生日会でした(笑)。恒例の水餃子と、弟子達のユニークな出し物、そして、ビックなバースデーケーキとプレゼントでお祝いしました。

師匠は過去世、中国人かと思う程、水餃子がお好きです。かれこれ八年間毎年作っています。

前日から、実千代鍼灸院スタッフ総出で、仕事が終わってから仕込みます。

今年は、帆立と椎茸、セロリと海老、韮と炒り卵バージョンの3種類を作りました!

20人程で当日皮に詰めていきます。今年は、既成の水餃子の皮プラス手作りの皮も皆んなで作り、500個の水餃子が出来上がりました。

その売れ行きは素晴らしく(笑)師匠も最後まで食べて下さいました。こんな嬉しい事はありません。

夜な夜な一生懸命手伝ってくれたスタッフ達に感謝感謝です。

この一年も師匠が益々お元気で、不可能を可能にする鍼を、世の為人の為、そして弟子達の為にも発揮して頂けますように…

また来年も張り切って作ります!報恩の心で。


このケーキも恒例です。


いつもの会議室は調理場に。

2015年10月5日(月)

生き生きワクワクの大事。


ゴールドマンサックス所有のボートで。


ニュージャージーからマンハッタンへ。

今、酷いガン患者さんが数名来られてます。若いので進行も早い為に、これでもか!と言わんばかりにドンドン強い抗がん剤を投与されてます。

心も身体もボロボロになって来院されました。今まで病気知らず。世界を飛び回っていた方です。

どれ程の苦痛と御心労でしょうか。想像を超えます。

強い抗がん剤を投与された時、彼曰く「先生、ただ天井を見て一日中ぼーっと無気力、意識のある植物人間そのものでした。」と言われました。これが今の癌治療です。

整体は寝てても起きてても常に治そうと働いてます。抗がん剤で良い細胞までダメージを受けると、治そうという能力が働かなくなります。

人は、どんな病気であろうが、生命が生き生きして、ワクワクしててこそ自然治癒が無限に働くものです。

先日、ある患者さんがされてる社交ダンスの晩餐舞踏会に行ってきましたが、

その中で、酷かった腰痛が治りました!などの声が。。やはり、ドレスを着て男性と組んでのダンス…生き生きワクワクされるから健康なんでしょう。

この不可思議で偉大な生命を、鍼で生き生きさせるか、ダンスやその他の事で生き生きさせるか…とにかく、生き生きワクワクさせる。

そこにこそ医療の原点があると感じます。

2015年9月30日(水)

見て触ってあげなくちゃ。


右手がマンハッタン、左手はニュージャージー。


1番高いビルがOne world trade Center

先日、足に激痛が起こり近所の接骨院に駆け込んだ患者さん…先生に「とにかく温めといてください」と言われ、

こたつで、ひたすら温めまくり悪化して来院されました。

痛い所を触ってみると、酷い熱感です。これは温めると悪化します。

接骨院に行った時は冷えてたのかな?と思いましたが、「その接骨院の先生、痛い所触られましたか?」と質問すると、触ってないとの事です。

確かに、冷えは痛みを誘発しますが、患部と良い方の両方を触って、どちらに熱感がキツイか、冷感がキツイかを見る事は基本中の基本です。

炎症がおきてる所を温めれば当然悪化します。悲しいかな、痛い所を触らずに判断するなんて…

患者さんも、自分で触れるので痛い所が反対側と比べて冷えていたら温める、熱を持っていたら冷やして下さい。

冷やす時は、アイスノン等で強烈に冷やさず水で絞ったタオル等で。スポーツ選手は別ですが整体を優しく扱う事は大事です。

これはあくまで対処療法ですが。。

鍼を頭に一本刺すとその熱感は見事に取れました。鍼様様です。

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