師匠の診療所にて。
入口から癒されます。
明日は母の祥月命日です。まる11年が経ちます。母と鍼灸師を交代して未熟な私がここ迄これました。本当に皆さんのお陰です。
母の闘病中のひとつひとつの出来事は一生忘れられませんが、
大変な中にも最終的に思い出すのは、母の逞しさ、信念の強さばかりです。
母と交代して、未熟な私が何とか頑張ってますが、母の苦労は日に日に重みを持って感じます。これからも、まだまだ感じていくと思います。
この時期になると、母の患者さんからお花を始め様々な物が届きます。もう11年も経ってるのに…今日も、80歳を越える患者さんから。。
御礼のお電話をすると、今の私があるのは和先生のお陰なんですと言われ、和先生によろしくとお電話を切られました。
また、長く母の患者さんだったYさんに、明日母の命日ですとお伝えすると、
「センセ~言わないで~悲しくなるから(笑)、命で先生の事好きだった…」と言われました。
命で好き…言葉も心も超えて、生命と生命の響き合いだったんでしょうか。母は本当に幸せ者です。
生命と生命の共鳴なら、亡くなっても通じ合うって感じます。懐かしい母と久々に繋がりたいです。
近所の公園にて
秋の散歩は美しくて…
先日、東京衛生学園という所で北辰会の勉強会があり午後から参加してきました。
午後一は、竹下有先生の『経穴解説』(藤本蓮風著)のお講義でした。
一貫して情熱溢れる講義で、経穴、経絡とは何か、先ずその基本中の基本を知らなくてプロと言えるのか(怒)、
経穴ひとつひとつの意味や理解を深く勉強せずして治せるのか(怒)、
つまり適当な勉強で、治した気分になったり、患者さんを診る事は、外科医が内蔵の事を知らずしてメスを持つのと一緒だ(怒)と喝破(笑)。本気で一生かけてやろうよという事です。
全く同感です。
東洋医学は悠久の歴史があり、先人たちの智慧の結晶です。その勉強は多岐にわたり、ちょっとやそっとの勉強では追いつきませんが、
膨大だからこそ、ある面諦めて(笑)、コツコツ地道に勉強するしかありません。
亡き母も死ぬまで勉強と言って、闘病中もベットの上で勉強してました。
竹下有先生の後半の八脈交会八穴の講義は、普段にも増して此方の妄想も(笑)掻き立てられるような内容でした。勉強したいと思わせて頂きました。
そしてメインイベント、後半の藤本新風先生の刺鍼実技は、目の前で見させて頂きましたが、凄い迫力でした。
新風先生は北辰会の副代表ですし、私がコメントするなど畏れ多くて出来ません。。。
それにしても、鍼の持って行き方、刺入時の瞬間、押し手だけで無い全身を用いての刺鍼…等々、
凄いものを見させて頂き大満足です。
毎年母の命日に素敵なバラが届きます。
私の特技は人と喋ることです。一日中喋り続ける事も可能です。そのくらい喋れます。
先日も、鍼灸の勉強会の後、先輩方と(年齢だけ私先輩)お酒の席で様々お話しました。
お酒も段々強くなります。師匠を筆頭に古の先輩方は特にお酒の強い人ばかり…
昔我が家に来られた先輩方も酒豪揃いでした。
たまに酔ったら何を話したか忘れる人がいますが、かなり幸せな酔い方ですね~(笑)
私はお酒が入るとお喋りが3倍速になります。本当によく喋ります。どうでもいい事もたくさん。聞く方は大変。。
最近の人は、メール育ちなので、喋って自分の気持ちや考えてる事を伝えるより、メールで絵文字等を駆使して伝えるのでしょう。。。か?ね。
お喋りの良さは、何と言っても相手の真意や性格がよく分かって、親近感が湧いてくることです。
話せば誤解も解けます。話せば新しい発見が本当に沢山あります。
メールでなく、もっともっと無駄に思える様な話しも含めて色んな方とお喋りする事を勧めたいです。
そのお喋りの中に、色んな人生のヒントが散りばめられてるんですから。本当に人と喋るって最高ーに楽しいですよ。
この『国民の為の名医ランキング』の本は、日本の名医を6年間に渡って実態調査した結果、選ばれた先生方が掲載されている本です。
患者さんの立場からのランキングで日本初だそうです。2016年度版って事は毎年でるのかしら?
この本に何と北辰会の代表であり私の師匠の藤本蓮風先生が、鍼灸師でただおひとり掲載されました!
この本の初めに、「最初にかかった医師により治療の90%が決まるとさえ言われています」と書かれてます。
確かに、誰にどの様な治療を受けるかは大切です。ただ、この本によって多くの人々が一点集中してしまう事は懸念します。
疲れたら手元も狂ったり感情的になったり…お医者さんも人間ですから。
脳神経外科に挙げられてる先生はたった21人です。全国にどれ程多くの患者さんがおられる事でしょうか。
今後何年も何十年も経った時、「国民の為の鍼灸師名医ランキング」という本が出る事を望みます。
そうならざるを得ない状態になるでしょうし、その為にも今居る鍼灸師の質の向上が重要になりますね。ガンバらねば。
「日々の心いろいろ」より(ベゴニア)
昨日、元々喘息持ちの患者さんが酷い発作を起こして息絶え絶えに来られました。
大きなポチャポチャのホントに可愛いおばさんです。
この季節は喘息持ちの人は喘息発作起こし易いですので要注意です。
東洋医学では色んなタイプの喘息がありますが、簡単に言えば、このポチャおばさんの喘息は、
元々身体の中に痰濁という病理産物が溜まっている所、冷えから風邪を引いた事によって、溜まってた痰が上へ持ち上げられて発作となったものです。
痰は、胃腸から湧いてきて(脾胃は生痰の蔵)、肺の蔵に溜まります(肺は貯痰の蔵)。
普段から餅米系や甘いものを食べ過ぎてるところに、ストレスがかかって、巡りが悪くなると痰は排出できず溜まる一方です。
風邪を引くと、肺の蔵の、下へ降ろす作用(粛降作用)が弱って、痰は上へ突き上げられます。すると発作になるという感じです。
ポチャおばさん、発作で上向きになれません。外関というツボを使って風邪を払って胃腸を整え、申脈というツボで寒邪を払って胃腸を整えました。
後はお赤飯とか餅米食べないでねと注意して。限ってしっかり食べてました。
明日旅行に行きたいというので今日も来られましたが、本当に家族が驚く程の効果です。鍼を知らないご家族がびっくりして下さる事はホントに嬉しいです。
それにしても、明日旅行くって。。。
患者さんはこういう風に無茶な事も結構、言って来られますが(笑)、大丈夫です。この患者さんは行けます。鍼のお陰ですね。