ワールドトレードセンター駅。
カッチョいい~
先日の土曜、日曜は鍼灸の勉強会でした。遊んでばかりいられませんので(笑)
土曜日は、鍼灸師であり気象予報士でもある兄が、「日本臨床鍼灸懇話会全国集会」という所で特別講演を、
これまた長いタイトル、「内経気象学ー『黄帝内経』から見た病と気象・気候の関係と鍼灸臨床ー」で行いました。
この懇話会は、代田文誌先生を初代会長として以来、54年間続いてる東洋医学の学術団体で、西洋医学も重視している所が特徴です。
兄は、1時間半喋りっぱなし、内容も多岐にわたり、最後は質問も活発に出ました。
質問の中で印象に残ったのは、「近年、竜巻やゲリラ豪雨、洪水等想定外とも言うべき天候異常が見られるが、この様に先生の気象の研究から外れる場合はどの様に考えるか」といったものがありました。
兄は、2500年前に書かれた鍼灸のバイブルの書、『黄帝内経』の中にその辺の事は沢山書かれてあり、
「五運行大論篇」の「天地の陰陽は数を以って推さず、象を以てする」と、陰陽の無限の組み合わせによって推し量れるので、想定可能。と応えてました。
この東洋医学の知恵は大自然そのもので、計り知れなく大きく深いものだと改めて感動しました。
昨日の北辰会のスタンダードコースの勉強会も、最高に充実してました。
講義された先生方の勉強量や纏める力とプレゼン能力にも関心しきり。
お陰様で、さぁ、また新しい気持ちで勉強しよう!という気持ちが心底湧いてきました。
ありがとうございました!お疲れ様でした。
最高の紅葉でした。
風のガーデンにて。
旭山動物園の空飛ぶペンギン。
動物園の動物達近い!
北海道旅行は雨雪マークを覆し(笑)私達の行くところ行くところ雲が切れて最高のコンディションでした!
この三日間、普段食べないスイーツやラーメンなど食べ過ぎまして数キロ増に。。。
北海道の食は半端なく美味しかったです。
山口県、高知県と並んで、魚介類の新鮮さは3本の指に入りました。
札幌の大助という居酒屋さんには、これまた幻のお酒と言われる純米大吟醸の「獺祭』が置いてあり、調子に乗ってグイグイ飲んでしまいました~。
このお酒のお陰で、久々の千鳥足に(笑)
頭は正常なのに足だけが…言うこと聞かない。
この千鳥足ですが、真っ直ぐ歩こうとしても歩けないのですが、蛇行して歩くと楽に歩けます。
札幌の駅は人も少なく広いので、楽な方に身を任せて蛇行しながらホテルに向かいました。みんな私の姿に大喜び。
東洋医学的には、お酒は肝の蔵に入ります。飲み過ぎる事によって、左右のバランスをとってくれてる肝と表裏の胆の臓腑経絡に異常が生じて千鳥足になります。
それも、両方の胆経がやられるので、左右規則正しく蛇行します。
人は、バランスを取る方に勝手に身体が動くのだと改めて思いました。
ま、食べ過ぎ飲み過ぎには注意してくださいね~後が大変です(笑)それにしても、最高の北海道旅行になり全てに感謝です。
大きなホッケ油ノリノリ。
朝ご飯に海鮮丼。
層雲峡の夫婦滝。
小樽にて四姉妹。
明日から3日間、社員旅行で北海道に行きます。皆、日頃から本当によく頑張ってくれてますのでご褒美です。
職場は私にとっても神聖な場所。心身共に疲れ切った患者さんが集われる場所です。
職員が団結して爽やかな心地よい「気」を発信してこそ患者さんは救われます。
日頃の疲れを広い北海道で癒し、美味しいものを沢山食べて鋭気を養ってきます!
北海道は、私の昔からの友人(といっても大先輩ですが)が嵌ってますので、今回、全て一切(笑)お任せして案内までして下さいます。
超楽チン旅行です。ま、いつも旅行に関して私は人任せですが。。。
気温はここより10度以上寒いみたいで、雪?雨?風?何が起こるか分かりませんが、晴れ女を信じて楽しんできます。
お休み頂き患者さんには心から感謝いたします。
最近連続して「氷食症」の患者さんが来院されます。中学生から大人の方まで様々です。
無性に氷を食べたくなるらしく…噛むの?と聞くと、皆、ガリガリ噛んでるようです。
患者さんの傾向をみれば、ストレス過多の人や、貧血傾向の人に多いです。(患者さんは夏より秋に多いです。でも、酷い人は一年中。)
その原因を東洋医学の「気」と「血」の陰陽関係から考えてみます。気は陽、血は陰です。
陰陽バランスを調えるのが、東洋医学です。
ストレス過多が続くと、気が勝ちますので、相対的に血が負けます。
気が勝ち続けていくと、血が不足してしまい気と血の陰陽バランスが乱れます。
血が不足すると、少しの事で敏感になったり、不眠や動悸なども起こってきます。
この氷食は、原因は不明の様ですが、氷を血と取り違えて食べてるのではと感じますし、
ガリガリ噛む事でストレスを発散させている様にも思います。
今日来られた氷食の患者さんは、診察中も氷食べたい…と。氷無くてゴメンね、と言いましたが、
治療が終わったら、あれ?氷食べたく無くなった(笑)と言われてました。
やはり、強烈なストレスから来る緊張が氷食の大元なんでしょう。
エミちゃん家の秋明菊。
月一回ですが、スタッフ全員で体表観察の訓練をしています。体表観察は診断や治療のキモになるもので最重要です。
今日も鍼灸師ホヤホヤの甥っ子も交えて、7人の白熱体表観察教室(笑)になりました。
今日は原穴と背候診を中心にツボの触り方の徹底訓練をしました。皆、何年か経つと自分のクセというのが出来上がってしまいます。
変なクセが付いたら直すのに一苦労します。
頭で考えず素直にソフトにツボに触れさせて頂く…これ程、ツボはデリケートで鍼を持つ者にとって大切な存在です。
自分の掌と、ツボがピタッと、まるでパズルがハマった様に触れるかが基本です。
人は全員骨格や肉づきが違います。その人に合わせて、臨機応変にツボに合わせていく事は簡単な様で難しいです。
一番大切な事は、どの様な心持ちでツボに触れていくのかでしょう。
東洋医学は、心持ちに始まって、心持ちに終わると言ってもいい程、自身の内面を重視します。内面は外に現れ、振る舞い、所作となります。
皆と共に、日々日々、成長していきたいです!