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実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

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院長のブログ 実千代院長の最新ブログ

2015年11月28日(土)

魂が澄み渡っていてこそ。


「日々の心いろいろ」より

遠方からご家族といつも来られてる高校生の女の子が、今日は肩が凝って…と1人で来院されました。素敵(笑)。

彼女は先日行われた、県高等学校総合文化祭の朗読部門で初めて金賞をとられた方です。

彼女が朗読でチョイスする書の箇所は心洗われるものばかりです。今回は、橋本紡さんの「流れ星が消えないうちに」だったそうです。
恋人を事故で失った女性が新恋人や周囲の人々との交流を通して再生していく姿をつづった人間ドラマで、映画化もされたようです。

彼女が、予選で出来て本番でダメだった所と、予選では出来なくて本番で出来た所がありましたと言われたので、

何処が本番で出来たの?と聞くと、気持ちが作れて流れに乗れたんですと。。素晴らしい。

彼女を一言で表現すると「純朴な女性」です。
気持ちが作れて流れに乗れたのは、貴女の魂(深い所の心)が澄み渡っていたからでしょうね、とお伝えしました。

この鍼の世界とて全く同じです。師匠を初め、この鍼の素晴らしい効果を発揮させてる先生方は皆同じです。

こちらの魂が美しい澄んだ水の様で無くてはならないんです。

ある面、本当に厳しい厳しい世界です。そして最高に幸せな世界なんです。

2015年11月27日(金)

予防医学ミニ講座の裏側。


「日々の心いろいろ」より(カイノキ)

今年から始めた予防医学ミニ講座も明日で5回目になります。(お知らせ欄にチラシ有り)

東洋医学での臓腑の考え方から、心と体は繋がっている事等、とにかく分かりやすく説明し、

患者さんが、自分の健康を自分で守れるよう、病の早期発見が出来るようにとの思いでスタートしました。

もうひとつの目的は、うちのスタッフ達が、如何に患者さんに臨床の中で、東洋医学を分かりやすく説明出来るかの訓練です。

患者さんにとっては「腎虚」という言葉ひとつとっても、難解な言葉です。ちんぷんかんぷん。。

さて、3人のスタッフが打ち合わせしてテーマを決め、其々自分の担当の原稿を私に持ってきます。

その原稿、毎回、私に真っ赤にされて最低3回は返されてます(笑)。

自分は分かっていても、患者さんからすれば全く意味不明では役に立ちません。

如何に患者さんの立場に立って言葉を選び、構成していくか、なかなかいい訓練です。

また、臓腑経絡にしても、中医学の基礎理論にしても、自分がしっかりした理解をしてないと簡潔に説明出来ません。

自分自身が理解出来てないところを再勉強するにもいい機会です。こちらも、何処を理解してないのかよく見えます。

何事も基礎を徹底的に固めてこそ応用がききます。焦らず地道にコツコツ頑張って欲しいです。

後は、プレゼン能力でしょう。これも、間の取り方やどう話せば相手に伝わるか、考えてこそですね。

今年最後のミニ講座、明日が楽しみです。

2015年11月25日(水)

命で好きだったんです。


師匠の診療所にて。


入口から癒されます。

明日は母の祥月命日です。まる11年が経ちます。母と鍼灸師を交代して未熟な私がここ迄これました。本当に皆さんのお陰です。

母の闘病中のひとつひとつの出来事は一生忘れられませんが、

大変な中にも最終的に思い出すのは、母の逞しさ、信念の強さばかりです。

母と交代して、未熟な私が何とか頑張ってますが、母の苦労は日に日に重みを持って感じます。これからも、まだまだ感じていくと思います。

この時期になると、母の患者さんからお花を始め様々な物が届きます。もう11年も経ってるのに…今日も、80歳を越える患者さんから。。

御礼のお電話をすると、今の私があるのは和先生のお陰なんですと言われ、和先生によろしくとお電話を切られました。

また、長く母の患者さんだったYさんに、明日母の命日ですとお伝えすると、

「センセ~言わないで~悲しくなるから(笑)、命で先生の事好きだった…」と言われました。

命で好き…言葉も心も超えて、生命と生命の響き合いだったんでしょうか。母は本当に幸せ者です。

生命と生命の共鳴なら、亡くなっても通じ合うって感じます。懐かしい母と久々に繋がりたいです。

2015年11月24日(火)

北辰会スタンダードコース東京。


近所の公園にて


秋の散歩は美しくて…

先日、東京衛生学園という所で北辰会の勉強会があり午後から参加してきました。

午後一は、竹下有先生の『経穴解説』(藤本蓮風著)のお講義でした。

一貫して情熱溢れる講義で、経穴、経絡とは何か、先ずその基本中の基本を知らなくてプロと言えるのか(怒)、

経穴ひとつひとつの意味や理解を深く勉強せずして治せるのか(怒)、

つまり適当な勉強で、治した気分になったり、患者さんを診る事は、外科医が内蔵の事を知らずしてメスを持つのと一緒だ(怒)と喝破(笑)。本気で一生かけてやろうよという事です。

全く同感です。

東洋医学は悠久の歴史があり、先人たちの智慧の結晶です。その勉強は多岐にわたり、ちょっとやそっとの勉強では追いつきませんが、

膨大だからこそ、ある面諦めて(笑)、コツコツ地道に勉強するしかありません。

亡き母も死ぬまで勉強と言って、闘病中もベットの上で勉強してました。

竹下有先生の後半の八脈交会八穴の講義は、普段にも増して此方の妄想も(笑)掻き立てられるような内容でした。勉強したいと思わせて頂きました。

そしてメインイベント、後半の藤本新風先生の刺鍼実技は、目の前で見させて頂きましたが、凄い迫力でした。

新風先生は北辰会の副代表ですし、私がコメントするなど畏れ多くて出来ません。。。

それにしても、鍼の持って行き方、刺入時の瞬間、押し手だけで無い全身を用いての刺鍼…等々、

凄いものを見させて頂き大満足です。

2015年11月20日(金)

お喋りする事の楽しさ。


毎年母の命日に素敵なバラが届きます。

私の特技は人と喋ることです。一日中喋り続ける事も可能です。そのくらい喋れます。

先日も、鍼灸の勉強会の後、先輩方と(年齢だけ私先輩)お酒の席で様々お話しました。

お酒も段々強くなります。師匠を筆頭に古の先輩方は特にお酒の強い人ばかり…
昔我が家に来られた先輩方も酒豪揃いでした。

たまに酔ったら何を話したか忘れる人がいますが、かなり幸せな酔い方ですね~(笑)

私はお酒が入るとお喋りが3倍速になります。本当によく喋ります。どうでもいい事もたくさん。聞く方は大変。。

最近の人は、メール育ちなので、喋って自分の気持ちや考えてる事を伝えるより、メールで絵文字等を駆使して伝えるのでしょう。。。か?ね。

お喋りの良さは、何と言っても相手の真意や性格がよく分かって、親近感が湧いてくることです。

話せば誤解も解けます。話せば新しい発見が本当に沢山あります。

メールでなく、もっともっと無駄に思える様な話しも含めて色んな方とお喋りする事を勧めたいです。

そのお喋りの中に、色んな人生のヒントが散りばめられてるんですから。本当に人と喋るって最高ーに楽しいですよ。

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