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実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

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院長のブログ 実千代院長の最新ブログ

2016年2月5日(金)

春だ春だ春が来た~!


「日々の心いろいろ」より(ポンテデリア・コルダータ)

昨日は立春でした。何人浮かれながら、歌いながら、叫びながら(笑)歩いている人を見かけたでしょうか。

精神的に躁うつ病の方は、春になると一気にこんな感じになりますね。正直過ぎるよ。

比較的安定して叫んでない人でも、春の兆候はハッキリ見られます。

何かイライラして過食になったり、多夢になったり、月経が早く来たり、意味無く浮かれたり、そわそわしたり、何かに衝動的になったり(笑)…春のせいです。

顔面にも脈にもツボにも、春の訪れは明らかに出ています。

もれなく私にも。。。普段全く食べないチョコレート食べてます(笑)。パクパクと。それもカカオ80%の苦いもの。

そして、何か新しい事に挑戦したくなって、衝動的になってます(笑)危険危険。

皆さんも下半身を冷やさずに、良く良く散歩して、髪の毛を硬く結んだり、きつい下着を着用せず、細かい事はホッといて、ゆったりと春の訪れを楽しんでくださいね。

2016年2月2日(火)

目の覚めるような師匠の鍼。


「日々の心いろいろ」より(平果金花茶)

奈良の師匠の元に通い出してまる11年になります。月4回から多い時は6回、勉強させて頂いています。

思えば1年目の時、両手が腫れ上がったリュウマチ患者さんを治せなくて、師匠にご相談し勉強会でとりあげて下さった事が昨日の事のようです。

それから、事あるごとに患者さんをお連れしたり、カルテを見て頂いたり、自分も治療を受けたり、どれ程沢山の事を教えて頂いたか数え切れません。

今年も、私には難事の患者さんを、目の覚めるような素早さと勢いで治していかれました。

色んな意味で難病中の難病の患者さんですが、誰が見ても鍼の効果は歴然です。本当に目の覚めるような見事さです。それも刺さない翳すだけの鍼で…です。

今日は、初心を思い出し、まだまだ師匠にぶつかって教えを請うていこうと強く決意しました。

師匠の「お母さんが生きてたら喜ぶだろうな」の温かい一言に、母が側で聞いているように感じてなりませんでした。

感謝…合掌。

2016年1月30日(土)

鍼の効果と気の去来。


「日々の心いろいろ」より(マチルダ)

師匠が「気の去来」という事をよく言われます。

整体を診て、元気の大元の「気」が不足してれば、そこに「気」を集めて全体のバランスをとります。

「気」が有余であれば、散らして全体のバランスをとります。

その「気」の去来を敏感に感じれる程、鍼の効果を十二分に発揮出来るというものですが、敏感さと熟練が必要です。

『素問』の【九鍼十二原篇】という所に、
「若風之吹雲、明乎若見蒼天。刺之道畢矣。」とあります。

鍼の効果について端的に書かれてます。

鍼をすると(正)気を得る事ができ、それはまるで風が雲を吹き払って、暗天から晴天に一転したようなものという意味です。

素晴らしい表現。こんな鍼を目指したいです。

2016年1月29日(金)

変化は生きてる証拠。


「日々の心いろいろ」より(サザンカ)

師匠は、「黒か白かをはっきりさせる形式論理を基本としつつも、運動変化を重視する弁証法的論理が必要」と『陰陽論』の中で言われています。

一般の方には難しいですが、身体の状態は常に変化変化の連続です。変化は生きてる証拠。

過去の流れを知った上で現在を的確に捉えられれば、未来も予測ができるという…

その変化を捉えつつ、未来も考えながら、今を判断して治療しましょうという事ですが…

これが出来れば鍼の名人になれると思いますが、そんな簡単な事ではありません。

鍼を打ったその瞬間から、未来へ最高の変化へと回転し始める、そんな鍼をしたいものです。

身近にいて下さる偉大な師匠、蓮風先生に教えを請うのみです。謙虚に柔軟に。

2016年1月27日(水)

膀胱炎とボーコレン。


「日々の心いろいろ」より

ここ数日、膀胱炎の患者さんが続いています。それも、酷い排尿痛を伴って、尿量はチョロチョロ(笑)。酷い人は血尿になってました。

今、テレビでも流行ってる漢方薬「ボーコレン」を皆さん服用されてます。この名前サイコーですね。

これは漢方薬で言うと、「五淋散(ごりんさん)」です。こっちよりボーコレンの方が覚えやすいね。

色んな生薬が入ってますが、総じて、膀胱炎等の炎症を取り除いて、オシッコを通じさせるものですので、上記の患者さんにはいいと思います。が、

酷いとボーコレンでは効果が無いらしく、ここは鍼の出番です。

この様な方々のバックには、腰痛があったり冷えがあったり等、腎の蔵の弱りが必ず有ります。そして、多忙やストレス等で熱を身体に溜め込んでおられます。

腎の蔵は膀胱の腑と裏表の関係で、互いの強力関係が密接ですので、腎の蔵が弱ると膀胱に反応が出やすくなります。

鍼でも、膀胱の熱をとって、陰分を増す治療をします。ボーコレンと一緒ですが、効果は勝ちです(笑)。炎症が治まってきたら腎の蔵をしっかり立て直します。

こんな時は、油物や甘いもの、お酒は控えてしっかり睡眠をとって下さいね。

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