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実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

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院長のブログ 実千代院長の最新ブログ

2016年1月27日(水)

膀胱炎とボーコレン。


「日々の心いろいろ」より

ここ数日、膀胱炎の患者さんが続いています。それも、酷い排尿痛を伴って、尿量はチョロチョロ(笑)。酷い人は血尿になってました。

今、テレビでも流行ってる漢方薬「ボーコレン」を皆さん服用されてます。この名前サイコーですね。

これは漢方薬で言うと、「五淋散(ごりんさん)」です。こっちよりボーコレンの方が覚えやすいね。

色んな生薬が入ってますが、総じて、膀胱炎等の炎症を取り除いて、オシッコを通じさせるものですので、上記の患者さんにはいいと思います。が、

酷いとボーコレンでは効果が無いらしく、ここは鍼の出番です。

この様な方々のバックには、腰痛があったり冷えがあったり等、腎の蔵の弱りが必ず有ります。そして、多忙やストレス等で熱を身体に溜め込んでおられます。

腎の蔵は膀胱の腑と裏表の関係で、互いの強力関係が密接ですので、腎の蔵が弱ると膀胱に反応が出やすくなります。

鍼でも、膀胱の熱をとって、陰分を増す治療をします。ボーコレンと一緒ですが、効果は勝ちです(笑)。炎症が治まってきたら腎の蔵をしっかり立て直します。

こんな時は、油物や甘いもの、お酒は控えてしっかり睡眠をとって下さいね。

2016年1月25日(月)

問診の難しさと大切さ。


「日々の心いろいろ」より(椿)

北辰会方式では問診を重視し、問診に時間をかけます。それは、体と心は繋がっていて、切り離しては考えられ無いからです。

相手がどの様な生活を送ってるのかは、相手の性格にありますし、性格は育ち方や環境にも、更には遺伝的なものにもあります。

人が病として発症する迄の過程には、それはそれは複雑な(家族、社会等々)その方の独自の履歴があります。

お話ししてくださる事は氷山の一角でしょうが、お話しを聞かせて頂き、相手の思いを理解する事が問診の第一に大切な事だと思います。

そして、相手が悩んでる症状から決して心を離さずに、問診を進めていきます。

星を外して、いくら根掘り葉掘り伺っても、そこには互いの心の距離感が出来てしまい、

ひどい場合は、何故そんな事聞かれないといけないの?等々、変な反発心が芽生えてしまいます。うちでは粗無いと思いますが(笑)

そうなると、お互いの気の交流が出来ません。交流が出来ないという事は、鍼の効果も激減しますね。

一番いい問診は、相手が「そっか、だから私こんな病になってるんだ」と対話しながらご自身が気付いていかれる問診です。

こんな時は、鍼の効果も抜群、養生も自発能動でされますね。

いい問診イコール人間理解能力と思ってこちらが成長しなければいけませんね。

2016年1月23日(土)

熱を溜め込むと陰不足に。


「日々の心いろいろ」より(たそがれ)

病の発症は、自分の体質プラス様々な条件が重なって起こります。

私事になりますが、数日前から左上の歯茎が痛み出し腫れ上がりました~。

よく患者さんで顔が歪むほど腫れてこられる方がおられますが、私はハムスター程度ですが、その痛さが半端なく。。。ズキズキ。。

患部自体は熱性(湿熱)のものです。自身の体質も熱傾向ですので、熱を重ねるような条件が整ったのでしょう。

お酒や甘味食、運動不足、多忙、熱いお風呂での長湯、急な寒冷で熱を閉じ込めた事等思い当たる事ばかりです。

上歯は陽明胃経が通過してる所です。陽明経は陽経の中でも1番熱が強い所です。そこへ更に熱を重ねるとどうなるか、

陰が不足します。潤いが無くなるという事です…悲し(笑)。陰が不足すると身体が熱化します。

さすがに、友人から「いい加減に医者に行って薬貰い!一発で治る!」と…怒られました…シュン。

昨日の晩は、身体中が熱くなって夜中に疼いて目が覚めました。タオルで冷やしながら、もうこれで治ると思いました。

案の定、朝はほぼ痛みが取れてました!鍼に感謝。

何より一月から公私ともに多忙にしていた為に、疲れが常にバックにあった事が発症の大きな原因になったと思います。

熱性体質の人、疲れを溜め込むと大変ですよ~呉々も気をつけて。

2016年1月22日(金)

鍼灸師の甥っ子初登場。


「日々の心いろいろ」(リュウキュウエビネ)

今週いっぱい、スタッフがインフルエンザでお休みしてますので、

鍼灸師の甥っ子にお手伝いをお願いしました。思えば、亡き母が宝物の様に可愛がってた甥っ子です。

1歳頃からよく鍼灸院に遊びに来ては、母の後をハイハイしながら付き回っていた事が懐かしいです。

ホント可愛かった…今は見る影もなくデカくなって…頼もしい限りですが(笑)。

母がこの風景を見たらきっと狂喜乱舞して喜ぶでしょうね。

甥っ子もこんなに早く、実は私も今世では(笑)鍼灸師にはなるつもりは無かったのですが、天からのお達しでしょうか、

ドップリ鍼灸師として立ち、この道こそ使命の道という勢いで取り組んでます。

人生は不思議がいっぱいです。使命のままに、宇宙のリズムのままに、これからも進んでいきます。

2016年1月20日(水)

インフルエンザにかからない為に。


「日々の心いろいろ」より

スタッフのひとりが今日からインフルエンザでダウンしました!やっちゃったね(笑)

数日前から顔色が土色でおかしいと思っていたら案の定です。おかしいと思った時に治療してあげるべきでした。

どんな事も、後の祭りではいけません。小事が大事。気が付いた時に対処すれば大事が防げますね。

インフルエンザは寒くなってから一気に流行ります。ウイルスさんが居心地がいい条件のひとつに寒さがあるのでしょう。

そして、寒いと空気が乾燥します。西宮は今朝の職場の湿度は20%だったようで、加湿器とおヤカンにお湯を沸かしてくれてました。
(気温、湿度に関しては滅茶苦茶うるさい院長ですので(笑))

ウイルスは小ちゃいですので、湿度があると水泡に捕まって下に落ちて飛散しません。50から55%にしておきましょう。

よく考えれば、ウイルスが飛散しててもかかる人とそうでない人がいます。ではかかる人はどんな人でしょう。

一言で言えば、抵抗力のない人です。ではどうすれば抵抗力が無くなるのか…普段から心身共に疲れを溜めてる人です。

その上、インフルエンザは熱病ですので、身体に普段から変な熱を溜め込んでる人はかかりやすいです。

どうすれば変な熱を溜め込めるのかと言えば、油物や甘い物の過食、睡眠不足です。イライラもかなり溜まりますよ(笑)要注意です。

寒さで毛穴が閉じて、普段から貯金してる熱が発散出来ず、更にこもってしまいます。

そして、手洗いうがいの励行が大事です。水かお茶など飲み込んでもいい物で、しっかり喉の奥までうがいしましょうね。

うがい薬ですると、喉にある繊毛が剥げて余計に菌が侵入します。

身体はちゃんと外敵から自分を守るように出来てるのですから、薬にばかり頼るような事をすれば、抵抗力が無くなります。

みなさん、インフルエンザにかからない!と決めて日々を過ごしましょう。

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