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実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

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院長のブログ 実千代院長の最新ブログ

2016年3月7日(月)

北辰会エキスパートコース勉強会


「日々の心いろいろ」より(水仙)

昨日は久し振りの北辰会エキスパートコース勉強会でした。

午前中は、超ベテランの先生方に囲まれながら、治療を受けたり治療をさせて頂いたり、かなり有意義な実技でした。

何も言わなくても、体表には体の中の状態、バランスの乱れがバッチリ出ています。先生方の一言一言の鋭さにはホント驚きました。

午後からは、師匠蓮風先生の急性膵炎を治癒された症例勉強でした。これは鍼灸に携わってる方は必見かも。

私はこの症例を伺うのは実は3回目ですが、今回は詳細な解説付きで更に師匠の鍼の素晴らしさを実感しました。

最後は足立先生の突発性難聴の症例発表でした。足立先生の患者さんに対する優しさや誠実さがカルテ全面滲み出てました。

こんな先生に診てもらった患者さんはホント幸せです。質問もいつになく活発に出て、盛り上がりましたね。様々勉強になりました。

終わってからは久々に遅くまで先生方と時間を忘れて喋ってしまいました。何時間でも楽しく会話出来る先生方の存在には心から感謝します。

2016年3月5日(土)

土台が安定してこそ効果有。


「日々の心いろいろ」(紅冬至)

北辰会方式の鍼の使用本数は、他の鍼灸院と比べてかなり少ないです。

私もほぼ一本しか使用しません。

一本で様々な病に向かって治癒させていきます。なんかカッコいい治療法。治ればですが(笑)

一本鍼なのでどの様に刺すのかの研究勉強は必須です。東京在住の同業者、竹下先生の最近のブログに、この鍼の補瀉について連載して下さってます。

とても勉強になりますので同業者は参考にしてみては。(清明院 補瀉で検索してね)

実際、鍼を刺す時は、私の場合殆ど無意識(笑)にしてますので、今日、スタッフから刺し方の質問を受けて、意識してみると、

先ず、固定する側の左手の固定の仕方は鍵をかけてるかの様にしっかりさせてます。

皆んな刺す鍼ばかりに気を取られてますが、実はとっても大事なのは左手ですね。

次に刺すツボを伸ばし明瞭にし、鍼を自由に刺せるように、鍼を持つ指以外の手も固定させていました。

一本でツボに勝負をかけるのですから土台がグラグラしていては良いものが建たないのと同じで、効く鍼は出来ません。

抜鍼する時も、これは時と場合、場所によりますが、刺す時の左手と殆ど同じ状態で抜いていました。

これからも様々研究する価値はあります。

2016年3月2日(水)

ニュー鍼灸師初出勤の日。


院長小学校時代の立ち雛。 渋過ぎる。


鍼灸院の玄関に。

今日から鍼灸師の甥っ子が実千代鍼灸院にデビューしました!本人は四年制の鍼灸大学を卒業して後、厳しい?鍼灸接骨院で修業し、この春から往診専門の鍼灸院を開業しました。

往診の合間を縫って、夜だけ私の鍼灸院を手伝ってくれる事になりました。

小さい頃から「天才~(笑)」と叔母さんバカの私は言い続けてきた子だけに、今日の患者さんのやり取りなど、自然と笑みがこぼれてきます。

初日から、花粉症の患者さんの問診をしてもらいました。まだまだこれからですが、若くて頭の回転もいいはず(笑)!

どんどん成長していってくれると信じます。

また皆で切磋琢磨し智恵と力を結集して、患者さんの為に頑張っていきます。

乞うご期待下さい。


患者さんの手作り赤ちゃんのお雛様。


これも患者さん手作り。


これも患者さん手作り掛け軸お雛様。

2016年3月1日(火)

鍼灸師の手掌こそ名医の条件。


「日々の心いろいろ」より(八重寒紅)

鍼灸師は診断から治療まで全て手で行います。主に手掌と指頭を使って患者さんのツボの状態を診察します。

そこで大事なのは、こちらの手の状態です。
ガザガザしてたり、冷たかったり、ゴツゴツ、硬かったり、爪が伸びてたり、湿っていたりはNGです。

これでは、正確なツボの状態が分かりませんし、鍼を打つポイントも外します。

いつも手は鍼灸師にとって宝のように大切にして、繊細かつ敏感でなければなりません。

今日あるスタッフに、患者さんのツボを触らせると…彼女はかなり正確にツボをピンポイントで見つけられる優秀なメンバーですが、

たまに驚くほど外してくれます(笑)。聞くと、右手でツボを触った時は必ず、私から違うよ、と言われるようで、左手だと褒められるとの事…

何故?と思い、手を触ってみると右の手掌が冷えてて変な硬さがあります。
そして手掌のやや上方にある内関というツボを中心に縦10センチ程に凄い硬さと熱感が。。。これだわ(笑)

一生懸命頑張りスギルトと、このツボはこうなります。5分程内関に置鍼してあげると、硬さがマシになりました。

すると、右の手掌に膜が張って鈍だったのが薄らいで感覚が良くなったらしく、ツボを正確にとってました。

体調と手掌はかなり密接です。鍼灸師こそ鍼をどんどんしないといけませんね。名医になる為にも。

2016年2月27日(土)

春満開直前はやたら賑やか。


「日々の心いろいろ」より(ギョリュウバイ)

24節気72候では最近は『雨水』の第五候「霞始靆(霞始めてたなびく)にあたります。漢字難しい(笑)

霞ですから遠くの山々の景色がぼやけて、その霞がたなびいて横に広く漂って見える頃を意味します。まさに今です。

『雨水』は、春の陽気に雪が雨に変わって、氷が解けて水になる頃で、農耕を始める時期の目安とされていたようです。

とにかく、後数日で草木が一斉に芽吹き出す時(3月1日から草木萌動)なので、肝気の高ぶりは半端なく凄いです。子供も大人も爆発してます(笑)

今日来られた小さな子供達の足音の大きい事、ジッとでき無い事、声のでっかい事、顔のブツの多い事、鼻血や目の眩しい事、脈や顔面気色にも面白い程ハッキリ出ています。

私はというと、普段のお喋りが倍程になり、何やら楽しくウキウキします。殆ど気がふれてる状態ですね(笑)

こんな時こそ鍼をして、気の巡りをスムーズにしておけば暴発(突発的な症状)は防げます。やりましょう!鍼を。

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