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実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

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院長のブログ 実千代院長の最新ブログ

2016年4月4日(月)

可愛いおじいちゃん患者さん。


エミちゃん家の原種チューリップ


可愛いね。

腰椎狭窄症と肺気腫で歩行困難の患者さんが鍼で何とかならないかと、奥様に連れられて来院されました。

81歳の本当に可愛いおじいさんです。

症状は酷い状態でしたが鍼の効果抜群で、1診目で休憩無しで駅からここまで来れたと本人も家族も驚かれました。

その可愛いおじいさん、夜中おトイレ行ってから2時間程、眠れなくなるそうです。以下今日の会話です(笑)。

「どうして眠れなくなるの?」「色んな事が湧いてきてね」

「どんな事が湧いてくるの?」「若い時の失敗ばかり浮かんできてなぁ」

「成功は?」「あったよ」「じゃ、失敗したから成功したんですね」「ん(笑)」

「それで、どうやって眠るの?」「本を読んで寝るんや」「じゃ、頭良くなりますね」「いや、なんも頭に入らんからね」「それで眠れるんやね(笑)」

「何歳まで生きたいですか?」「後5年遊ぼうと思ってる」「86歳ですね、ついでに90にしたら?」「も、死んでるわ(笑)」「そっか、じゃ、86で元気だったら90まで生きましょっか」「それがいいなぁ(笑)」完結。

何だかホッコリしました。ご年配の方、心から尊敬します。

2016年3月29日(火)

本気の一念が変化を生む。

「日々の心いろいろ」より(白滝枝垂れ)

10年以上師匠の下に通って、技術だけでなく治療家としての心得を学びました。

まだまだ至らない所ばかりですが、この心得こそ技術にも通じていきます。

ひとつは、臨機応変さです。様々な患者さんが様々な状況を訴えて来られます。こちらがパニックになってる場合ではありません。落ち着いた柔軟性必要です。

そして的確な判断。患者さんの前で、言っていい事といけない事の判断も重要です。小さな鍼灸院、皆んな聞いてると思って話さないと心神に影響を与えてしまいます。

その根底には、患者さんに対する温かさと冷静さが必須です。難しいですね。

どうすれその様にできるのでしょう。本気の責任感が大事ですし、それは患者さんに対する心配りです。

私などは普段はボケ~っと(笑)してますが、治療に入ったら魂は戦闘モードになってます。患者さんの邪気と闘うために(笑)

この本気の度合いが成長の伸びを決めるのでは?柔らかく、且つ本気で臨みたいです。

2016年3月28日(月)

多種多様の人材群北辰会。


「日々の心いろいろ」より(江南)

昨日は北辰会の役付の先生方の研修会でした。本当に充実してました!

今回はずーっと実技の勉強で、ベテランの3人の先生方に時間差で教えて頂くという形でした。

午前中は、超ベテランのH先生。先生の講義はマニアックで難しいけど、広がりと深さがあっていつも興味深く伺ってましたが、

やはり、人は一貫してます。ツボの捉え方等々、マニアック(笑)で自分が見落としていた部分が明確になり本当に勉強になりました。

午後は、私の兄が講師(笑)。久々に身体を診てもらい治療を受けましたが、流石のベテラン。

逢引の鍼の効果…いえいえ相曵之鍼(笑)は、半端なく素晴らしかったですね。
相曵之鍼は、邪と鍼を拮抗させながら緩めていく打診の方法のひとつです。改めて兄尊敬モードに入りました。

最後の先生はM先生、この先生の軽快なリズムあるトーク。驚きました!まるで競馬中継聞いてるようで…途中雑音が入ってもブレる事なく対応。素晴らしかったです。

最後に師匠の短くも内容の濃い指導にはいつも身の引き締まる思いでした。

勉強会終了後は、師匠も交えて大勢で懇親会を持ちました。師匠の楽しそうなお顔が何より嬉しかったです。

自称鍼狂人のままご自分の酷い蕁麻疹をも鍼一本で1日で治癒され呵呵大笑されてました。

調子に乗って二次会にも参加しましたが、ここでもマニアックな先生方ばかりで(笑)驚きっぱなしの1日でした。

本当に多彩な人材が北辰会には大勢います。魅力に溢れた誇れる鍼灸学術団体ですね。役員の先生方の影のご努力に感謝いたします。

2016年3月27日(日)

心の美しさが素晴らしい技を生む。

今日、招待されて中国雑技団を見に行きました。超一流。圧巻でした!

今回、愛嬌のあるパンダが一流の料理人を目指して国中を遍歴し、修行を重ねていくというストーリー性のあるものでしたが、

余りの凄さに驚嘆しました。100回くらいスゴイ!って言いながら観ましたね(笑)。

人間技とは思えないパフォーマンスの数々、どれ程の訓練を積んでるのしょうか。想像出来ない。。。

中国雑技団は1950年に設立された中華雑技団がその前身らしいですが、60年以上の伝統が今尚、世界一流を保ち続けてる凄さ…

雑技団の並外れた身体能力、見事なバランス感覚、あり得ない柔軟さ、見事なる調和、桁外れの集中力…甘さは微塵もありません。鍼を持つ私達にも通じます。

ストーリーは、師を訪ね入門~楽しく遊べは良いものが出来るに続き、九沸九変~気力は堅く、静けさは遠くに至る~心の美しさが素晴らしい技を生む~修行に徹すれば必ず道は開かれる。で幕を閉じます。

一流の方の思考や行動は共通してます。

世界一流に触れていく大事を感じました。

2016年3月25日(金)

子どもを客観的に見れる眼。


互いに寄り添っていいね。

お母さんとお子さんの繋がりの深さを彷彿とさせる事が多々あります。

先日、息子さんのある症状が心配で半泣き状態でお母さんからお電話が有りました。

今日遠方からお見えになりましたが、お母さん曰く、予約の電話を切った後、息子の症状が軽くなっていたとの事。

予約のお電話で様々伺った時、お母さんが安心された事がその因と思います。

息子さんのお顔を見れば、しっかりしてます。なのに非常な怖がり。お母さんの不安と心配が息子さんの心(魂)と体に直撃してます。

子どもは大人が考えてる以上に敏感です。お母さんがどっしりしててこそ安心して羽ばたけるというもの。

放任だったり過保護だったり…どちらも子どもにとっては精神のバランスを崩す大元です。大人になっても苦しむのは子どもです。

大切な子どもを客観的に見れる眼…大切です。それが私自身の役目だと感じています。

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