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実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

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院長のブログ 実千代院長の最新ブログ

2016年4月19日(火)

他人事では無い地震。


「日々の心いろいろ」より(幾夜寝覚)

熊本の地震がまだ続いています。
被災された方の御心労如何許りでしょうか。

私も阪神淡路大震災に直撃しましたので思い出しました。しかも、今回の地震の余震回数は阪神淡路との比ではありません。

21年前、まるで洗濯機に入れられたか、爆撃を受けたか程の酷さで、地震とは直ぐ理解出来ない状態でした。何のことか分からない感じ…

余震が来た時に、初めて本当の恐怖心が起こったのを覚えてます。死という恐怖です。

それが今回は何百回も起こってるわけです。眠れず、食べれず、排泄も我慢、プライベート無し…人間の究極のストレスが一度に押し寄せ現在も続いてる状態。

一刻も早く終息する事を祈らずにはおられません。他人事では無いです。

南米でも同時期に大震災が起こり、この地震の前にも三田や和歌山でも揺れ、日本を中心に地球全体が動いてます。

誰も油断しないで欲しいです。先ず一番大事なのは水の確保です。お風呂のお湯は流さず常に満杯にして置いておきましょう。

物が倒れてくる落ちてくる場所には寝ない事です。私も昨日、ベットの枕上にある大きな絵を外しました。

自分の考える防災グッツを寝る場所に置いとくとか色々ありますが、ひとりひとり考えないと。

原発も即刻止めるべきです。想定外ばかりの今の現状を甘く見たら取り返しのつかない事になります!危機管理が貧弱な日本ですから。

ともかくも、自然は人間をどこまで試すのでしょうか。それでも、人間の智慧と根性の方が上手です。油断なく皆さん生き抜いて下さいね。

2016年4月18日(月)

手作りの東洋医学ミニ講座。


ちらし毎回作ってます。


新入生の甥っ子紹介。


賢い女医さんみたい。

先週土曜日は昨年から始めた『東洋医学ミニ講座』6回目を開催しました!

もう皆さん恒例になって、チラシ配布から1週間で定員に達します。有難い事です。今回はネットからも申し込みがありました。同業者の先生方も何人かご参加下さいました。

今回は「春と梅雨の過ごし方」をテーマに。
4月で体制が変わりましたので、鍼灸師の甥を始めスタッフを紹介し、

私が、東洋医学の整体観について…人体は最高にバランスのとれた統一体で完成品、だから病気に抵抗する力があり、治癒力がある事、心と体は繋がってる事等々を話し、

また、「気」は形無きエネルギーでありパワーで、この気の通り道が経絡である事、「以表知裏」とあるように内の状態が外(ツボだけで無く凡ゆる所)に現れる等の話しをしました。

次に、平野先生が肝の臓について。皆さんに肝についてのチェックリストをしてもらい、その後、分かりやすく肝の臓象や機能の話をし、

続いて、吉田先生が、脾の臓について。これも脾の臓に関するチェックリストをとり、脾の臓の機能についてお話ししました。

最後に私から肝の臓と脾の臓についての養生をお伝えし終了。

皆さん本当に熱心にメモを取られ1時間白熱教室になりました(笑)

狭いので患者さんとの距離も近く、全て手作り、アットホームで良かったと好評で、毎回開催して良かったと思います。

これからも、東洋医学の素晴らしい智慧を皆さんに分かりやすくお伝えしていきます。


緊張の中にも落ち着きが。

経穴人形の腕が外れて爆笑に。。。


和気あいあいの楽しい講座でした。

2016年4月15日(金)

告知の問題。


桜のじゅうたん。


太い木にピンク色…可愛い。

最近では一般の方でも、遺伝子検査をする方が多くなりました。

女優のアンジェリーナさんは、お母さんからがん遺伝子を受け継いだ事で、「ガンになる前に」と、両方の乳房を切除された事は有名な話です。

今年は、卵巣と卵管の切除手術もされたようです。マスコミは色々書き立てますが、切った事で安心なのか、それでもまだ不安なのかは、御本人しか分かりません。

私の患者さんの中にも、その件で悩んでおられる方が何人かおられます。

普段から何でも楽観的に前向きに物事を捉えられるか、悲観主義かによっても慎重にしないといけません。

知ってしまったばっかりに…と言うのでは何の為の検査でしょう。

私ならどうするかな?と考えました。私は根っからの楽観主義です。が、私なら検査はしません。

理由は、検査して遺伝します。でも治ります!と言われればするかも知れませんが、その病巣だけを追っている治療法しかないのでは考えてしまいます。

遺伝性の病だけでなく、基本的に親に顔や性格が似るように体質も似ますので、体質を改善する努力をした方がいいです。

東洋医学こそ未病治です。深いです。


白い桜もいいね。


枝垂れ桜は満開でした。

2016年4月11日(月)

咳が止まらない男のコ。

4歳の男の子が2歳の時に喘息を発症してから咳が止まらず来院されました。どの病院に行っても治らずママ困り果てて。

彼が初めて来た時、イラチ、せっかちの塊の様な子で、静寂な院の空気が爆発したような感じでした(笑)。

咳もかなりの回数で、待合室からゴンゴン聞こえてきます。大人しいお母さんは押されっぱなし。

ですが、頭がとてもいい子で、パズルでも少しコツを教えると次からは超素早く出来ます。将来きっと何かやらかしますね(笑)

こんな子は人の気持ちを察知するのも優れてます。お母さんが「私をバシバシ叩くんです」と言われますが、

それは、お母さんが不安だったり落ち込んでいたらダメだよ!のバシバシです。

まだ3回の治療ですが、咳は激減、治療中も動かず言う通りにしてくれるお利口さんです。肝気高い子なぜか気が合う(笑)

この咳は、肝気の昇発作用(気を上に上げる作用)が勝ち過ぎて、肺気の粛降作用(気を下に下げる作用)が追い付かない為に起こったものです。鍼では簡単です。

すっかり、鍼を信用してくれ、朝咳が出てたら、先生のとこ行かないと!って今朝もママを引っ張って来てくれました。

2016年4月9日(土)

恥骨結合離解で歩行困難。


「日々の心いろいろ」より(エマルギナータ)

鍼で不妊から妊娠に至って、無事に元気な女の子を出産されたちょい高齢の患者さんから3月末にお電話が入りました。

「先生~歩けないんです。恥骨が開きっぱなしで…激痛で。」と言う事で、甥っ子を連れて往診に行きました。

先ず産まれたての赤ちゃんの可愛い事ったら(笑)。こんにちわぁ~と声をかけると満面の笑顔で返してくれます。私の声を覚えていたんだと思います。ホントお利口さん。

さて、ママと言えば、歩行器で後ろ向きに何とか数歩動けるものの酷い状態でした。

恥骨結合分離症は、酷い人では一年間も歩けない人がいるようで、

お産の時赤ちゃんが産道を通りやすくする為、骨の結合を緩めるリラキシンというホルモンの分泌が増えて、体重がかかると骨盤痛等が出るそうですが、

普通は出産が終わればバランスを身体がとるものなのですが彼女はそういかなかった訳です。理由があって。

下焦(下半身)を徹底的に補う治療をしましたら、「先生~楽、身体も楽、気分も楽」と楽連発(笑)

後は甥っ子に往診を任せて、もう数回の治療で前向きに歩行出来るようになりました。

鍼は凄いです。北辰会の鍼に日々感謝します。

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