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実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

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院長のブログ 実千代院長の最新ブログ

2016年5月10日(火)

体だけでも心だけでも根治無し。


「日々の心いろいろ」より(カラタネオガタマ)

患者さんの中に、家庭や友人関係で何かイザコザが起こるたびに身体の調子が頗る悪くなる方がおられます。

それは余りにもハッキリしていて驚く程です。が、病になるってそういう事だと教えて頂きます。

人により問題の大きさや、受け止め方の違いにより身体に受ける影響は千差万別ですが、

心の問題を抜きにして身体を診る事は出来ない程影響があります。

心が悲鳴を上げてる状態は、必ず身体にも反応として現れますので。

では、医療者としてはどう対応すべきでしょうか。。。

鍼灸師はカウンセラー専門ではありませんので、何処までも患者さんのお身体の歪みに対して、調和を測る治療を施していきます。

身体からアプローチして、心まで爽やかにしていくという治療方法ですが、

言う言わないは別として、何処までも、患者さんの苦しみや悲しみに寄り添いながらの体へのアプローチでないと、

効果は半減すると思いますし、鍼の効果は100%発揮出来ません。

どの様な患者さんに対しても同じように…。ここが一番難しく、術者としての内面が自他ともに問われるところかも知れませんが(笑)…

患者さんに接する程に深い豊かな自分になっていく…そんな風に生涯成長したいです。

2016年5月6日(金)

ゴールデンウィークをのんびりと。


何キロも続く菜の花畑がお出迎えしてくれました。。


マリー・アントワネットの離宮の窓から。中央は逢引所の「愛の神殿」


新鮮な朝市マルシェでのお買い物。楽し過ぎました!


コンコルド広場のオペリスク。


ルイ15世騎馬像。マリー・アントワネット始め沢山の人が処刑された地。


シテ島にあるノートルダム大聖堂…ここは重い。

このゴールデンウィークはお休みを頂いてフランスはパリに行ってきました。

友人がフランス通で全て企画案内をしてくれました。宿泊はマンションの一室を安価でお借りし、新鮮な採れたてのお野菜を朝市マルシェで購入し、殆ど自炊生活してました。楽しかった!

お陰様でその土地の気を感じながらゆっくりと過ごす事ができ、しっかり鋭気を養ってきました。

パリでは昨年テロもありましたので、やはりセキュリティは厳重でしたが、今は平和な空気が漂ってました。

人々も親切で優しく、そして何より子供から御年配の方まで本当にお洒落です。

特に年配の方々のお洒落は格別で、爪には真っ赤なマニュキア(笑)、総レースのパープルのドレス、黄色やピンクのスカーフを見事に着こなして、自然体で町を歩かれてます。

背中の曲がった人は1人も見当たらず、ネックレスや大きなイヤリング、沢山の指輪を普段からされてる様子…皆さん自分のスタイルを楽しんでおられました。

本当に素敵ですね。街が素敵だからかな。

ヨーロッパは地震が無いので歴史と重厚感のある建築で、バルコニーや壁や屋根等に可愛い彫刻やデザインが施されてます。

全てに落ち着いた大人な感じを受けました。
ま、どこの国も色々問題は共通したものがあるでしょうけど。

お天気や気候にも恵まれて最高の旅行になりました。たまには、国を離れて違う文化に触れるのいいですね。

時差も無く今日から元気に仕事です。患者さん、スタッフ達に感謝。


オペラ座。バルコン(バルコニー席)中央で観覧しました。


シャガールの「夢の天井画」は圧巻でした。


ドラクロワの「民衆を導く女神」


セーヌ川クルーズ…最高のお天気の中。


「サモトラケのニケ」有名な勝利の女神ですね


謎に包まれた「モナリザ」

2016年4月27日(水)

子供達にエネルギーのはけ口を。


「日々の心いろいろ」より

毎日子供達が嬉々として来てくれる事が院の誇りです。も可愛くて可愛くてたまりません(笑)

特に2歳頃から5歳までの子供たちのエネルギーは半端なく凄いです。チビちゃんの存在感パワーは大人の何十倍です。

感性も大人の比ではありません。動物的感覚がしっかり残ってますので、自分にとって安全か否かは直感的に分かるみたい。

そんな子供達が、大人には考えられない内に秘めたエネルギーを発散出来ずにいると様々な症状が出ます。。

疳の虫、発熱、喘息、鼻閉、湿疹やアトピー、クローン病、脱毛、腎疾患等々…来られてます。

病の発症場所は、その子にとって弱い臓腑です。遺伝的にも。

直ぐ薬に頼りたくなる気持ち分かりますが、子供の治癒力を信じて欲しいです。勿論直ぐ止めれない薬も多々ありますが、子どもの強力な免疫力を削がないで。

精神的にも敏感に大人の感情を直ぐキャッチしますので、子供の病気から親は自分の生活を見直してみるのも大切です。

そして、この爆発的なエネルギーのはけ口を与えてあげて欲しいです。

親子の良い循環を生む鍼治療を大切な子供達の為に私も頑張っていきます。

2016年4月25日(月)

久々の「内経気象学」勉強会。


今年はミニ薔薇が多数蕾を付けてくれてます。


何時迄も枯れない花達。

2年ぶりに兄の「内経気象学」の講義が先週土曜日開催されました!皆んな待ち望んでました。

この勉強会、自由奔放そのもので、内容は本当に濃く重要な事ばかりですが、堅苦しさが全く無く、質問発言も自由でし易く、威圧感0です。素晴らしい。

講義は、内容膨大で書き切れませんが、季節病と気象病をリュウマチ、喘息、花粉症、アトピー、精神疾患等を例に考察、また春の眩暈の症例、春の倦怠感等を春の内経気象学の立場から考え、また、特別参加の島内先生の春の食養生等々、本当に楽しく勉強になりました!

心と体は繋がってますので、この喜怒哀楽の偏り(七情不和)が体に影響を及ぼす事は衆知の事実ですが、

七情不和と同じく、どれ程多く身体は気象の影響を受けているか、頷く所大でした。

その事は臨床家なら日々痛感してると思います。特に、この春から梅雨入りの時期は、脾の臓(消化器全般)が弱ります。

脾の臓は湿気に弱いからです。この時期に過食したり、もち米系のしつこい物や甘味物をパクパク食べたりすれば、次に来る夏バテは必然です。すると、夏の次の秋にも支障が出ます。

梅雨に入る前の養生(胃腸を守る事)がどれ程大切か…肝に銘じたいです。が、最後の飲み会では食養生は飛んでましたね(笑)

2016年4月22日(金)

多発する眩暈(めまい)と咳。


元韓国語の先生からの写真です。本当にステキ…落ち着きます。

今年の春はめまいと激しい咳の患者さんが多発しています。

それぞれ機序は違いますが、共通点はどちらも上方の症状ですね。

東洋医学は「全体のバランスを診る」のが本筋ですので、上の症状ばかり起こるのは、上下のバランスの乱れと先ず考えます。

何らかの理由で上方に「気」が偏り過ぎてるか、または、下方が弱くて上方に「気」が偏ってしまったかです。真ん中の停滞もありますが…

ともかく、下方が弱い、イコール土台が弱いという事ですので不安定になるのは当然ですね。

今の日本と同じです。地面がグラグラ揺れて不安定です。人も自然の子ですから、影響が無いわけありません。

色んな条件(過ストレス、地震、不安感、気候変動等々)が重なって、皆さん気が上へ上へ上がり過ぎてます。

さて治療は、上へ上がり過ぎてるのを上から抜いて上下のバランスをとるか、
下を補って上下のバランスをとるかですが、
上をいじって治らないものは下を補う事です。真ん中を通じさせるもありですが…

先日、北辰会の勉強会で講師のH先生が前日も酷い咳で大変だったらしく、当日の講義前も咳き込んでおられました。

頭を触ると凄い熱感…可哀想…。でも講義の前にある先生に治療をして貰ったらしく、咳がピタリと止んで、講義も流暢にされててビックリです。咳き込む気配も無かったとの事。。凄い!

それも、下方のあるツボに翳し鍼をしただけです。北辰会には本当に名医が沢山おられます。

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