母の誕生日にとお花頂きました。
亡くなって12年。私も忘れてたのに…感謝。
先日、同業者の友人と臨床の話をしてると、突然わぁと彼女が泣き出し(笑)、
ど、どうしたの?と聞くと、アトピーの子どもが中々治らなくて。。。という事で。
泣く程にその子の事を考えて、本当に優しいなぁと感心してしまいましたが、
術者は主観的に診ていった方がいいよーとアドバイスさせてもらいました。
アトピーのお母さんも術者も同じ様に、早く治って欲しい!と思い過ぎると、子どもはプレッシャーになります(笑)。
当然心配ですが、目が行きすぎて神経質になり過ぎると悪化します。何でも過ぎたらあかんのです(笑)。
どこに酷くなった原因があるのか、冷静に、客観的に見つめられるのは術者ですので、
お母さんと同じように感情的に心配し過ぎると、原因の追究が出来なくなりますし、折角の鍼も効果減です。
優しい心持ちで客観的に診て、全体観に立って幅広く原因を見つめ、的確に体表を捉えて鍼をして、
そして、お母さんの心身(精神状態)を安定させてあげるとドンドン効果が出ます。
ここが一番難しいですが、こちらもそういった意味では修行させてもらってます(笑)
昨年11月5日、6日と「世界鍼灸学会連合会学術大会」通称WFASが筑波市の国際会議場で開催されました。
私の師匠、北辰会代表の藤本蓮風先生、副代表の藤本新風先生、そして我が兄もポスター発表で参加しました。
蓮風先生の実技セッションはダントツの満席で立ち見が出る程の盛況ぶりでした!
副代表の新風先生は、また蓮風先生とは違って、優雅でいて静かな迫力ある舞台で素晴らしかったです。
この添付のプロモーションビデオはその時、大ホールに大画面で流したものです。皆さん釘付けで見入っておられましたね~
個性溢れる北辰会メンバーの人達が沢山出てきます(笑)
30分と少々長いですが、私達が毎月どの様な勉強をしてるのか分かりますので是非ご覧下さい。
「日々の心いろいろ」より(道知辺)
人は心身の乱れを戻す為に、常にバランスを取ろうとしてます。これって凄い事です。
意識するしないに関わらず皆さん何かでバランスを保とうとしてます。
日々必死に生きてる証拠ですね。
手を洗い過ぎるや、確認行為等の強迫神経症も然り、氷食症だけで無く、砂や紙や土を食べる人もおられます。
こんな特殊な事だけで無く、ゲームやお酒、甘い物の過食等も止められないのは、自分なりに心身のバランスをとっているからでしょう。
だからこそ、その人の行為の深層を感じる感性が必要です。魂を見つめるというか。
と言っても中々私も感性は鈍ですが(笑)。。。でも、患者さんの身体に触れるというのは、煎じ詰めれば、その人の魂に触れてるのと同じだと思ってます。
限りなく優しい手と心で、バランスの乱れを見つけて、体から心へ、心から魂へ繋がる鍼を…といつも思います。
「日々の心いろいろ」より(ロウバイ)
今月から始まったプレミアムフライデー。比較的大手に勤めてる患者さんに「有りますか?」と聞くと、
殆どの方が、無いですよ~それどころか土日も出勤しないと仕事が間に合わないという感じです。大変ですね。
先日聞いた人は、有りました…と。
「3時に上がって遅くまで飲んでました。それに他の日にしわ寄せ来てイライラします」と…祝日も出勤らしいです。
プレミアムフライデーって、月1回とはいえ、この患者さんにとっては確実に症状は悪化しますね(笑)
これからなので様々いい所も出てくるのかもしれませんが、う~ん…と言いたくなります。
サービスも過剰、文句出ないように気を使いすぎ、長い会議…全体的に日本は無駄な事を省いた方がいいと思います。
仕事に追われてるこの現状。ゆとりが無いのでイライラして病状悪化です。気の滞りが起こるのは必然ですね。
様々、見直す必要を感じます。先ずは身近な所から考えてみましょう。
「日々の心いろいろ」より(ミツマタ)
先日、それぞれ何て美しいのかと四大陸フィギュアスケートを感心しながら見ていました。
その中でも、釘付けになった演技が三原舞依さんのスケートです。
何の滞りも無く、偏りも無く、空間も味方にして流れるような安定とパワーがある演技は、
見ている私自身の中から不思議と幸福感が湧いてくるようでした。
本当に素晴らしかったです。
鍼を持つ私もこんな鍼がしたいと心から思いました。
微塵の緊張も与えない演技、鍼。
鍼を通じて、患者さんと私の共鳴音が美しく流れるようなそんな交流が出来たら素晴らしいですね。
深いエネルギーに満ちた鍼を目指します。