心に潤いをありがとう。
最近、認知症の親の面倒や心配で体調を崩されてる方が多いです。
お聞きすると確かに振り回されて大変です。
今まで育ててくれた親が何故。。。そんな事言うの?そんな事するの?子供としてはやるせない気持ちになるのは当然です。
認知症は他人事ではない時代。必ず誰もが歳をとりますからね~逃げれない現実(笑)
でも冷静に考えてみれば、認知症の方が言われてる事には何らかの意味があるハズです。
また、認知症になる事によって、嫌なことや淋しさ等を忘れられるというメリットもあります。
先日、アメリカに住んでいる友人が日本に残した認知症のお母さんが寂しがってて可哀想。。。と気を揉んでましたが、
お母さんに会うと娘がアメリカにいる事も忘れてて(笑)寂しがって無かったから安心したと言ってました。
長年寄り添ってきた配偶者が高齢になってから突然いなくなる淋しさは計り知れません。
むしろ私たちは認知症の方の発言を否定せず、素の想いを聞いて、成る程~と認めてあげる事も大切だと思います。
人生を学ばせて頂いてると思って。
ここ日本ではありません(笑)
先週から特別に遠方へ往診に行かせて貰ってます。80歳を超える患者さんで、2月から腰臀部が痛く歩行困難、痛みで夜眠れないばかりか、横になると痛みが酷いので椅子に座りっぱなしという状態でした。
数週間前から足が象さんの様に腫れ上がり、痛み止めも全く効かないとの事。。。
お医者さんは薬を増すばかりで足も診てくれず、「あの、足が腫れてるんですが。。。」と言うと、何故か逆ギレされて、
「こっちは腰が痛いかって聞いてるんや‼ 足は関係ない‼」と怒られ、
仕方なく、「はぁ、そうですか」と応えたそうです。涙出ましたと言われてました。
本当に酷すぎてお話になりませんね。
このお医者さんも多忙で肝気が昂ぶってるのかと思いますが、一言でも、眠れなくて大変ですねと、優しく言ってあげられないのかと。。。
また5年前にストレスがかかる出来事があり、その時出された目眩止めの薬を今だに飲み続けてたり。。。
今後、一人を大切にする医療が益々重要になってくるでしょう。医療者は傲慢にならず、疲れず、心身ともに清々しい心で患者さんに向かいたいものです。
毎日桜のトンネルを通って出勤。
桜の香りと生命力を浴びて。
先日、お付き合いで日航ホテルで開催された「商業界ゼミナール」
に参加して来ました。
このゼミナールは昭和の経営評論家の倉本長治さんが戦後の荒廃した中で、皆が正しい商いをしようと立ち上げたものらしく、
今尚、毎年一回、全国各地で大々的に開催されています。
倉本さんは「店は客のためにある」との経営理念を掲げ、人間愛に満ちた商売をと日本の商いを根底から変革された方です。
今回参加して一番驚いたのは、(株)ニチイを御主人と共に創業された西端春枝さんのパワーです。
西端さんは27年前から商業界女性ゼミナールの中心者としてご活躍なさってますが、
現在93歳!キラキラ光るトルコブルーのドレスで登場され、数百人の前でノーメモの堂々たるスピーチには度肝を抜かれました。
ユーモアあり優しさと逞しさありのお話し。その喋りに圧倒され、内容は、忘れました(笑)が、
確か倉本さんの「頑ななまでに正直であってほしい」の言葉を通されたお話しでした。
この日、鍼の師匠の研修会で、師匠も頑固なまでに正直である事の大切さを言われてましたので、
一流の人の精神の支柱の太さは共通だと感じました。大いなる目的の為に、精神が強健だと体もあんなにもお元気でいられるのかと感動した1日でした。
そして、創始者の精神を継いでいく事の大切さを学びました。
知的な眼鏡が光る平野先生。
絵具を使って気の生成の絵をビックに。
横から色々ちゃちゃを入れる院長。
先週土曜日は、第8回東洋医学ミニ講座を開催しました!
雨にも関わらず満員御礼で皆さん本当に熱心に聞いて下さいました。
今回は「東洋医学の気の世界」というタイトルで、鍼灸師スタッフ中心に行いました。
東洋医学に携わる者にとって「気」は要中の要です。この「気」を動かし巡らせる仕事だからです。
病は気の滞りから発生します。鍼はこの気を巡らせる最高の武器です。
先日の北辰会の今年度初の講義も、基礎中医学の「気」についてでした。蓮風先生の元内弟子、田淵大輔先生が講義されました。
落ち着いてとても分かりやすく、様々な角度から講義を展開されてました。
東洋医学の思想哲学は、自然の理に適っているので、誰もが納得でき、学ぶほどに心の幅が広がります。
これからも皆さんとともに東洋医学の楽しさを分かち合っていきたいです。
段々板についてきた吉田先生。
分かりやすい説明でした~
淡々と説明する癒し系の伸先生。
家の近所で夜桜。
誰もいなくて違う世界みたい。
人は伸び伸びと生きていたらあまり病気はしません。身も心もわだかまり無くスッキリとね。
それが今は何かと緊張する事が多い社会になって、子供から大人までゆとりが無く硬い感じ(笑)。
東洋医学では、この緊張の事を肝鬱(かんうつ)と言います。肝蔵の気は、木が枝葉を大きく伸ばしてる姿に例えられますが、
何かに囚われてそれが出来ず、鬱してる状態が肝鬱です。
伸び伸びと心身が緩んでいてこそ、いざという時に緊張でき力も出ます。緩みあってこそ能力発揮ですね。
緩みが無くずっと緊張状態が続くと様々な病気を発症してしまいます。
特に緊張が酷い人の特徴として、声をかけたらやたらと驚いたり、目をカッと見開いたり(笑)する人。。。頑張っちゃダメです。
自分では気付かないと思いますが、その様な人は心身共に過緊張になってます。
鍼はこんな緊張を緩める効果が抜群ですので、治療が終わった後皆さん穏やかなお顔になりますね。