「日々の心いろいろ」より(ユーミートゥギャザー)
肩が凝りますという患者さんが多いですが、この肩凝り、決して疎かに出来ません。
最近も過去にも、乳癌を発症した人の多くが、乳癌の前ひどい肩凝りが続いてましたと言われます。それも決まって同側です。
東洋医学では、肩凝りは「痃癖(けんぺき)」といい、また、「こり」と「こころ」は同じ語源で、心に積み重なったストレスが肩凝りとなるとも言われてます。
先日も90歳の方が、「左側の酷い肩凝りが続いていて、それが無くなったと思ったら左胸にシコリが出来たんです。。。
素人判断で肩凝りが移動したのかと…」と言われました。ある面合ってます。
触ると巌の様な硬さです。ある日突然血膿が出てきて初めて病院に行かれたそうです。
この人は90歳にもかかわらず、一人暮らしで誰にも頼らず一人で全ての事をこなされます。様々なご苦労を重ねて来られた方です。
いつも子供達は忙しいからと遠慮しつつ頑張って来られた本当に手を合わせたく成る程の素晴らしい人です。
この肩凝り、乳癌だけでなく、様々な病のサインと捉えて、運動、食事に気をつけて、ストレスを溜め過ぎないように発散して欲しいです。
そして、勿論鍼をして肩の滞りをとっておきたいですね。
「日々の心いろいろ」より(八重カシワバアジサイ)
人には様々な生き方があります。
そして、そのひとりひとりに其々かけがえのない物語があります。
ここに来院されてる患者さんも然りです。話す事のできない思いや出来事、日々の葛藤や疑問、勿論喜びも沢山あるとは思いますが。。。
皆さん一日一日を懸命に生きておられる姿にスゴイなぁと感嘆する日々です。
昨日、小林麻央さんが霊山へ旅立たれました。どれ程の思いを残して逝かれたか想像すら出来ませんが。。
亡くなる数日前に、お母様の手作りのオレンジジュースを飲まれて、「今、口内炎の痛さより、オレンジの甘酸っぱさが勝る最高な美味しさ!朝から笑顔になれます。皆様にも、今日 笑顔になれることがありますように」とブログ更新されてました。
心身共に究極の苦しさを味わいながら、他人の幸せに想いを馳せる強靭さ。オレンジジュースが最高に美味しい!と味わえる豊かさ。
癌に打ち勝たれた御姿が浮かびます。世界中に素晴らしい大感動の物語を残して。。
体は無くなっても、魂は永遠です。
合掌。
「日々の心いろいろ」より(イチリンソウ)
先日もテレビで特集してましたが、最近切れる妻が急増してるそうです。
妻が夫に切れて、夫はソファーの隅で小さくなってる姿…特集してる程ですから余程多いんでしょうね。ここにも数年前に妻に殴られて…と顔を腫らした男性が来院されました。
そういう女性のホルモン値を調べると、愛情ホルモンのオキシトシンより、男性ホルモンのテストステロンの方が高値になってるとの事。。。逆転現象だそうです!
確かに10年ほど前頃から、女性のお尻が小さいなぁとか、脚組んで経済新聞読んでるカッコいい女性がいるなぁとか、時代は変わったと思ってました。
我が院でも、パート子育て家事と多忙過ぎてイライラ止まらない患者さんはかなり多いです。
先日も、先生鍼してからイライラが激減して楽です!と言われました。家庭でひとりイライラしてる人がいるだけで空気固まりますよね。
時代が益々スピード化されてるのでイライラも過多になるはずです。
雄大な自然に触れたり、また今急増中の育メンとして奥さんとのバランスをとらないと、
ドンドン女性のテストステロンが増えて家庭崩壊になりますね。
鍼は今の時代お役に立てる最強の武器です。
昨日の夕焼け…美しい。
夕暮れ時…1番好きな時です。
数年前から実千代鍼灸院も時間外(火曜と木曜)のスタッフ診療を開始しました。
スタッフと言っても全員国家試験に合格した立派な鍼灸師です!
きっかけは色々です。先ず私1人で患者さんを診察する容量に限界がありますし、
また、免許を取って、日々勉強し、毎月熱心に北辰会の勉強会にも参加してるメンバーです。実践してこそ能力も更にアップします。
何より、実際に自分で治療してみてこそ解る事、鍼の素晴らしさや難しさも含めて実感できます。
我が院では、毎週全員で院内勉強会を設け、どうすればより良い治療が出来るかを検討しています。今日もある患者さんの症例を元に腰痛の勉強をしました。
私自身も勉強になりますし毎回とても有意義で、スタッフ診療をしてから質問もどんどん出るようになりました。
また、先日初診でスタッフに任せたある患者さんの症状(酷い寝違い)が、一回の治療で80%良くなったと、患者さんから深々と頭を下げられました。と報告がありました!
本当に嬉しいことです!スタッフも自信がつきますし、鍼のすごさに感動でき感謝もできます。
これからも、皆んなで力を合わせて最高の治療が提供出来ますように研鑽していきます!
益々時間外診療が盛況になる事を祈って。
「日々の心いろいろ」より(ホクシマメナシ)
昨日は北辰会のエキスパートコースの勉強会でした。午前中は残念ながら用事で不参加。聞きたかった。。。
お昼からは乳幼児期に発症する、難治性の癲癇(てんかん)、ドラベ(Dravet)症候群の症例発表でした。発症率は2万人から4万人に1人らしく、日本では3,000人の罹患者がおられるようです。
今回、蓮風先生と小児科医の鈴村先生が治療され見事著効を得、学会発表された症例です。
病因病理から配穴、注意してみるべき点や親御さんに対する配慮に至るまで、様々な角度から東洋医学の素晴らしさを教えて下さいました。
他の症例にも応用できるアドバイスが満載。有難い勉強会です。
その後は、新風先生の刺鍼実技のデモストレーションを見たあと実技練習です。
いつも明解な高木先生のご指導の下、私は関東支部の先生の治療をさせて頂きました!皆さん実際お疲れなので本気の治療になりました(笑)
ところで、デモストレーションでの、「見る」というのはとても大切ですね。新風先生が切診した後に刺鍼ですから、刺すポイントも想定できますし、その刺鍼実技も素晴らしいので、見てるだけでもとても勉強になります。
やはり、良いものを沢山見る事は重要です。感覚などもどんどん良いものを見て養われるように思いますね。
私も15年蓮風先生の治療を受け、治療を見させて頂いてます。10年目頃から少しずつ鍼の凄さが分かるようになってきました。
これからの10年、もっともっと成長したいです。