「日々の心いろいろ」より(アリウム・グローブマスター)
昨日は北辰会エキスパートコースの勉強会に参加してきました!
午前中は西医の竹本先生と東医の島内先生の臨床方剤学講義でした。対象的で面白かったです。島内先生のお話しはもっと聞きたかったです。
午後からは、これから各学会等で発表される内容でした。始めに、竹下有先生の「前置胎盤、再生不良性貧血」と、「乳幼児のアトピー性皮膚炎」の2症例でしたが、短期間のうちに見事に治しておられました!ホント凄いです。
次に学術部長、奥村先生の「日本における中医鍼灸の受容とその役割」のお話しでした。いつも真っ黒に日焼けされてる奥村先生を見て(笑)いつあんなに勉強をされてるのかと驚くばかりです。今日、「不容」を昨日の講義を思いながら使ってみました!
最後に副代表、新風先生の「各種鍼法の使い分け」でしたが、これが本当に素晴らしかったです!パワポも端的に分かりやすく纏められ、皆さんもかなり勉強になった事と思います。
実技においても流石の実力ですね。全く力みや癖が無く自然体。鍼の素晴らしさをどれ程引き出せるんでしょう。鍼は無限大。人間が無限大ですから。
今回はエキスパートコースらしく難しかったですが、しっかり日々基礎を学ばないと理解力が乏しく勿体無いと感じました。最低10年は基礎固めでしょう。
私もまだまだ勉強を続けて行きます!
「日々の心いろいろ」より(レイニーブルー)
先日の日曜日は、北辰会の夏季研修会に参加してきました。
残念ながら所用で午後からの参加になりましたが、新風先生ご指導のもと充実の研修でした。
今回は初めての刺鍼実技。いつも実千代鍼灸院の患者さんがお世話になってます、関東支部の尾崎先生と竹下有先生と鍼の試合(笑)っこ。
私にとって一番の勉強は自分が鍼を受ける事と、人が鍼をしている所を見学する事です。
自分が鍼を受けると、怖いほどその先生の念(笑)の様なものが伝わってきます。
この念は、その先生の鍼に対する思想性かしら。
両先生共、鍼をどれ程愛されてるか…ベテランと言われる理由はあります。
また人が鍼をしている姿、鍼を持つ手、タッチの仕方、押手、刺すツボ、角度、深さ、抜鍼、等々、様々に教えられます。
特に鍼を受ける人と向かい合った時の気の交流状態は側から見ている方がよく分かります。
私も呑気な事は言ってられませんが(笑)。。。私の鍼を受けてる人、姿は見られてますから。
鍼の世界があまりにも深くて未だ未だ氷山の一角にいる様な感じです。
新風先生の言われた、整体の邪魔をしない、整体に心底喜んで貰えるような鍼をしたいです。
毎年の事ながらこれだけの研修会を無事故で運営してくださった陰の先生方、講師の先生方には心から感謝いたします。
本当にお疲れ様でした。ありがとうございました!
先月頂いた最後の作品です。
今月のお花はU子さんにぴったり。
どんな人も生まれて来た限りは必ず亡くなります。生老病死は常です。
だからこそいかに生きるか、いかに老いるか、いかに死ぬのか。切実。大切ですね。
患者さんから様々教えて頂いてます。
昨年3月に来院されたU子さんは70代半ばの本当に可愛いらしいおばあちゃんです。
来られた時は、大腸癌から肝臓と肺に転移。医者からあと数ヶ月と言われました。その上腸閉塞や心筋梗塞も併発されてました。
年末のひ孫の結婚式に沖縄に行きたいんです。と言われ、分かりましたと引き受けました。
鍼は人の生命力を何処までも引き出してくレル優れものです。
沖縄にも思いっきりのおしゃれをして2回も行くことができ、癌患者さんとは思えない程日々楽しんでおられました。
私も接していて抱き締めたくなる程(笑)可愛くて、こちら迄楽しくなってくるそんな方です。
鍼をしていくうちオシャレになり、持っておられる多彩な趣味、絵手紙、川柳、押し絵、折り紙等々が炸裂(笑)
どれだけ沢山実千代鍼灸院に素敵な魂の品々を残して下さった事でしょうか。
数日前は、U子さんの作品の展示会を開催。60名を超える人に来て頂き、U子さんも一人一人にお礼を言われていたそうです。
来院してから数回だけ少し痛みますと言われただけて全く痛み無く、昨日から昏睡に入られました。穏やかな穏やかな最期の時です。
昨日、鍼の師匠、蓮風先生が、終活している患者さんに喝!(笑)、人は前進する為に生きてるんだと言われてました。
U子さんの様な最終章を見事に飾りたいです。死は次の生の出発ですから。
フォロロマーノ(ローマ市民広場)
2000年前の古代ローマ遺跡。
コロッセオ…思わず合掌してました。
カナル・グランデ大運河。。
世界一美しい運河…静寂。
マルコポーロのご自宅もありました。
1週間お休みを頂きしっかりリフレッシュしてきました!時差ボケも無く仕事にも軽さと勢いが増してます。
今回は初のイタリア旅。ローマ、フィレンツェ、ベネチアを楽しんできました。
気温も40°と聞いていましたが、32℃程で湿度30%。クーラー不要で最高に気持ちいい気候でした。真っ黒に日焼けしましたが。
気候と人間の性格は密接かなと思う程、イタリアの人達は陽気、明るくて気さくな人達ばかりでしたね~毎回思いますが、帰国したら日本は暗い(笑)!と思ってしまいます。
ローマ帝国はかつて歴史上唯一、地中海世界を統一した大帝国です。
15世紀半ばルネサンス文化の中心で、ミケランジェロやラファエロがローマ教皇の為に数々の傑作を輩出した街。
それらが、バチカン美術館はじめ、各教会等そこら中で見られ街全体が美術館のようでした。
世界遺産だらけでしたが、その1つコロッセオは圧巻でした。
フォロ・ロマーノにしても残存してる古代ローマの建造物群はかなり衝撃的でした。
それにしても、人間は残酷極まりない生き物ですね…ここに崩壊の因があったりして。ね。思わず深く祈りました。
ともかく2000年前に完全にタイムスリップしてしまいましたね~(笑)
フィレンツェの街も水の都ベネチアも本当に美しくて素晴らしかったですが、やはり私はローマの風格と廃墟に魅せられました。
莫大な富、遊蕩三昧も200年続くと、内から堕落や油断が起こって、外敵と闘う意欲や気力が失せて滅んでいきます。
生きる事は闘う事、勿論戦争じゃないですよ~!生きる事は内なる自分と最後まで闘う事かなぁと。。。
本物に触れる事の意味は大きいです。様々感慨深い旅になりました。
ラファエロの最高傑作「アテネの学堂」
トレビの泉…ローマの休日にあったね~
ジュデッカ運河…
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂。
ドゥオーモは172年間かかって建設。。わぁ。
「日々の心いろいろ」より(ガーデンパーティー)
先日、友人がガンで入院している某病院にお見舞いに行ってきました。
この病院は超最先端医療を掲げて新設されました。
豪華ホテル級の外見、中も勿論新しい匂いがしてチリ1つ落ちていません。
でも、無機質。。温かみを感じませんが仕方ないかなと思いつつ毎回来院してます。
詳しくは書けませんが、色々友人から聞くと、え⁈と驚く事だらけです。
看護師さんも時間差で交代なので、重症患者さんの刻々変化する状態は把握出来ません。
あまりに酷い状況なので主治医交代の事態に。。。薬で心身共に大変なので少し休憩いいですか?と言うと、お医者さん突然激昂したらしく。質問も出来ない様です。
激昂って(笑)余程このお医者さんゆとりが無いのでしょうね。
また、薬の副作用で別部屋に入ったら、ちょうど寝た時の目線に鉄の柵があってね~と友人は苦笑い。患者さん立場で設計されてない。。
勿論素晴らしい医者も沢山います。でも友人の話からは、最先端医療って何?と疑問符が付くことばかりです。
心ある人間を心を尽くして診る事が最先端の根っこに無いと、最先端が泣きますね。