「日々の心いろいろ」より(バラ)
患者さんの中に特別感受性の強い人がおられます。
ここでの感受性というのは、人や物が発してる「気」を普通以上に感受してしまうという事ですが、
私も気を扱う仕事ですので自然と感受性は強くなります。基本その辺が鈍感な人は東洋医学には向きません。
例えば、イライラしてる人の側にいけば、何か熱いですし(笑)近寄り難いような圧を感じます。
鬱病で落ち込んでる人もその人の周辺はどんよりした空気が漂ってます。
子供などは生命力の塊なので、周りの気をぶち破っていきます(笑)。それ程発してる気が強いですね。元気!
人は誰もが何らかの気を自らも発し、また様々な人が発してる気を感受しながら生きています。物も全てそうです。
誰もがもってるこの様な感受性ですが、この感受性が異常に強くなると、受け取り過ぎてしんどくなります。
感受性が強い所に体が弱っている時、気をつけないといけないのが、スピリチュアル系の本や物やブログに触れる事です。
絶対よく無いです。絶対触れない方がいいです!そういう人が先日いてておかしいなぁと思ったらこの世の話でない本を読まれてましたね(笑)
生命力旺盛でも、変な能力をなまじっか持ってる人に接触すると表情が無くなって来ます。ホント注意して下さい。
「日々の心いろいろ」より(バラ)
日々様々な訴えを携えて患者さんが来てくださいますが、途切れず多いのが不妊症の方です。
5台ベット全て産婦人科の患者さんの時もあります。以前そこに男性患者さんが来られて、え?ここは。。と質問受けた事もある程です。
不妊で来院され、妊娠され、出産され、その後は母子共に来院されるので、患者さんとは必然的に長いお付き合いになります。有難い事です。 勿論妊娠に至らない方もおられます。
今日も赤ちゃん初お目見え?ご夫婦で来て下さいました!
この赤ちゃん、カンが高すぎてお昼寝しないばかりか、お母さんが抱っこしないとギャン泣きで、虐待と思われる程なんですとの事。
古代鍼で翳す鍼をすると、即寝(笑)しました。噓みたい(笑)とお母さん。
お母さんは赤ちゃんにとって誰よりも重要な人ですが、少しでも離れるとギャン泣きするというのは、
この赤ちゃん神経過敏過ぎて不安なんですね。まだ3ヶ月なのにこの赤ちゃんの目の動きを見てたらそれが分かります。
後100年は生きる可能性大の赤ちゃんです(笑)このくらいの生命力満タンでないとね!あっという間に大きくなるんでしょうね。楽しみです!
「日々の心いろいろ」より(アリウム・グローブマスター)
昨日は北辰会エキスパートコースの勉強会に参加してきました!
午前中は西医の竹本先生と東医の島内先生の臨床方剤学講義でした。対象的で面白かったです。島内先生のお話しはもっと聞きたかったです。
午後からは、これから各学会等で発表される内容でした。始めに、竹下有先生の「前置胎盤、再生不良性貧血」と、「乳幼児のアトピー性皮膚炎」の2症例でしたが、短期間のうちに見事に治しておられました!ホント凄いです。
次に学術部長、奥村先生の「日本における中医鍼灸の受容とその役割」のお話しでした。いつも真っ黒に日焼けされてる奥村先生を見て(笑)いつあんなに勉強をされてるのかと驚くばかりです。今日、「不容」を昨日の講義を思いながら使ってみました!
最後に副代表、新風先生の「各種鍼法の使い分け」でしたが、これが本当に素晴らしかったです!パワポも端的に分かりやすく纏められ、皆さんもかなり勉強になった事と思います。
実技においても流石の実力ですね。全く力みや癖が無く自然体。鍼の素晴らしさをどれ程引き出せるんでしょう。鍼は無限大。人間が無限大ですから。
今回はエキスパートコースらしく難しかったですが、しっかり日々基礎を学ばないと理解力が乏しく勿体無いと感じました。最低10年は基礎固めでしょう。
私もまだまだ勉強を続けて行きます!
「日々の心いろいろ」より(レイニーブルー)
先日の日曜日は、北辰会の夏季研修会に参加してきました。
残念ながら所用で午後からの参加になりましたが、新風先生ご指導のもと充実の研修でした。
今回は初めての刺鍼実技。いつも実千代鍼灸院の患者さんがお世話になってます、関東支部の尾崎先生と竹下有先生と鍼の試合(笑)っこ。
私にとって一番の勉強は自分が鍼を受ける事と、人が鍼をしている所を見学する事です。
自分が鍼を受けると、怖いほどその先生の念(笑)の様なものが伝わってきます。
この念は、その先生の鍼に対する思想性かしら。
両先生共、鍼をどれ程愛されてるか…ベテランと言われる理由はあります。
また人が鍼をしている姿、鍼を持つ手、タッチの仕方、押手、刺すツボ、角度、深さ、抜鍼、等々、様々に教えられます。
特に鍼を受ける人と向かい合った時の気の交流状態は側から見ている方がよく分かります。
私も呑気な事は言ってられませんが(笑)。。。私の鍼を受けてる人、姿は見られてますから。
鍼の世界があまりにも深くて未だ未だ氷山の一角にいる様な感じです。
新風先生の言われた、整体の邪魔をしない、整体に心底喜んで貰えるような鍼をしたいです。
毎年の事ながらこれだけの研修会を無事故で運営してくださった陰の先生方、講師の先生方には心から感謝いたします。
本当にお疲れ様でした。ありがとうございました!
先月頂いた最後の作品です。
今月のお花はU子さんにぴったり。
どんな人も生まれて来た限りは必ず亡くなります。生老病死は常です。
だからこそいかに生きるか、いかに老いるか、いかに死ぬのか。切実。大切ですね。
患者さんから様々教えて頂いてます。
昨年3月に来院されたU子さんは70代半ばの本当に可愛いらしいおばあちゃんです。
来られた時は、大腸癌から肝臓と肺に転移。医者からあと数ヶ月と言われました。その上腸閉塞や心筋梗塞も併発されてました。
年末のひ孫の結婚式に沖縄に行きたいんです。と言われ、分かりましたと引き受けました。
鍼は人の生命力を何処までも引き出してくレル優れものです。
沖縄にも思いっきりのおしゃれをして2回も行くことができ、癌患者さんとは思えない程日々楽しんでおられました。
私も接していて抱き締めたくなる程(笑)可愛くて、こちら迄楽しくなってくるそんな方です。
鍼をしていくうちオシャレになり、持っておられる多彩な趣味、絵手紙、川柳、押し絵、折り紙等々が炸裂(笑)
どれだけ沢山実千代鍼灸院に素敵な魂の品々を残して下さった事でしょうか。
数日前は、U子さんの作品の展示会を開催。60名を超える人に来て頂き、U子さんも一人一人にお礼を言われていたそうです。
来院してから数回だけ少し痛みますと言われただけて全く痛み無く、昨日から昏睡に入られました。穏やかな穏やかな最期の時です。
昨日、鍼の師匠、蓮風先生が、終活している患者さんに喝!(笑)、人は前進する為に生きてるんだと言われてました。
U子さんの様な最終章を見事に飾りたいです。死は次の生の出発ですから。