自然に咲く満開の秋桜。
なんて優しいのでしょう。
『心の声を聴く力』の著者、山根基世さんが、
『「人の話を聴くことが、自分の中の何かを変える」くらいの受け止め方をする事。そうした「傾聴」の姿勢こそが、「心通う対話」の為に最も重要だと思います』と言われてました。
難しい事ですが、とっても大切な事だと感じます。
確かに面と向かって相手の言葉を真摯に聴く事で、自分の考えが変わる事は多々あります。成長の糧になってます!
ネットでは得られない、その場の空気感、相手の眼差しや表情、相手の口調、それらを全て含めて対話って成立するのでしょうね。
私も人と話をするのが大好きです。
患者さんとの対話もそのひとつです。
患者さんは鍼治療に来られてますので、あまり長い話はしませんが、短い対話の中でも、
患者さんが本当に思ってる事、それは自分の体の事に始まり、職場の事、家庭の事、子供の事、飼い猫犬の事まで。。。それはそれは様々です。皆さん懸命に健気に毎日を生きておられます。
その言葉の根底にある喜びや不安、悲しみやるせなさ等の感情を患者さんと分かちたいと思っています。
話しを聞くだけでは解決にならないと思うかもしれませんが、実は、そこに真剣な傾聴があれば、
相手も自分も前進する事を実感しています。
コスモスの乱咲き(笑)
以下の文は、師匠の蓮風先生が日々綴って下さってる『鍼狂人の独り言』「鍼の医人」79の今日のブログです。
「心持ちの大事」は生活そのものの哲学だ。 人が所作を成す時、迷いがあってはならず、 只ひたすらその事に集中し心を動かしてはならない。動揺があれば、意思は彷徨い行動が徹底せず結果として所作は失敗するであろう。事、医学医療においては人の命に関わる事、只ひたすら集中すべきだ。
とても重要ですので全文紹介させて頂きました。何度も繰り返し読むべしですね。
蓮風先生は臨床50年以上、何十万人という考えられない程の患者さんを診ておられます。
「心持ちの大事」は生活そのものの哲学だ。と書かれてありますが、確かに凡ゆる事に通じると最近特に痛感します。
鍼医者と言っても、その人がどの様な心で日々の生活を送ってるのか、モノの見方感じ方、全ての物事の始まりは、自分の心から発しています。
それも一瞬一瞬、湧いてくる心から。
その一瞬の心の積み重ねが一日を作り、一年を作り、その人の一生を作っていきます。
誰のせいにも出来ません。全ては自分の心から生じるのですから。
日々、自分に素直に充実した大満足の毎日を送っていきたいですね。患者さんの為にも自分の為にも。
是非『鍼狂人の独り言』を人生の哲学書と思って読んでみて下さい。ここをクリック
昨日のNHKスペシャル『腎臓があなたの寿命を決める』見られましたか?
この様な番組を見る度に、東洋医学の考え方にどんどん近づいてきた❣とワクワクします。
腎臓は、血液の管理者でもあり、様々な臓器と連携を取りながら、カリウムやマグネシウム等々、必要な成分を微調整してる優れものと言われてました。
体内には情報のネットワークがあって、その中心が腎臓という事です。
腎臓君の株が一気に上がりましたね(笑)
最近では、例えば心臓外科医が腎臓の手術をしたりしてるそうです。
心腎関連とか、肝腎関連とか膵腎関連等々…この○○関連が大切なキーワードになってるそうです。まさに東洋医学です。
そして何より嬉しい事に、薬の過剰投与は腎臓に負担をかけるので減らしましょう!と❣
先進国の入院患者の5人に1人が病気に関わらず急性腎不全等で亡くなるようで、
薬を止める事で腎臓の機能を回復させる事が出来る事が証明されたそうです。
腎臓は薬からのダメージをとても受けやすい臓器のようです。人体で最も傷つき易い臓器なんですって。
イギリスのある病院では、薬をやめて腎臓を回復させる事を全ての入院患者に導入していました。
結果、腎臓を守る事で多くの命を助けられたそうです。余計な薬は飲まない方が長生き出来るという事です。
「人体を、ネットワークととらえ直したことによって見えてきた。全身の臓器と語り合い、調節している腎臓。」という風に紹介されてました。
これからもっともっと人体への捉え方、病の捉え方等、東洋医学の考え方が本流になっていく事は間違い無いですね。
エミちゃん家のお庭にて。
先日、日本人の生活満足度の話を専門家がされてました。
なんと、過去50年で今最高の満足度らしく、満足とやや満足合わせて73%だそうです。
中でも20代の若者は80%弱。スゴイ満足度ですね~幸せ!
これには色んな考えがありますが、価値観の変化、満足の質の変化の表れでもあると。
今は家や車や物、海外旅行でブランド品という物質的なところにガツガツするより、こじんまり(笑)と着々淡々と毎日を生きる事の方が居心地がいいのでしょうか。
ガッツ不足との指摘もありますが、満足度は、物より心に移行してる証拠でもありますね。
ですから、個人の現金預金も過去最高で、特に若い人が使わず貯めてるらしいです。
将来の社会保障が不安定だからでしょうね。
この辺が改善されないと、賃金上げても溜め込んでお金も回らなくなります。
またスマホの普及が大きな影響及ぼしてるようですね。フリマ市場恐るべしです。
社会情勢を知る事は医療の世界でもとても重要です。
全ては繋がって切り離す事は出来ないですからね。
ともかく毎日生き生きと何か目標に向かって燃えているのが私にとっての満足です。何歳になっても(笑)
「日々の心いろいろ」より(スノーマリー)
師匠蓮風先生が常々「素直が大事なんだ!」といわれます。
私も臨床をしながら、また様々な人と接する中でつくづくと感じています。今日も患者さんと話してて感じました。短い会話ですが、素直でない人は損だなぁと(笑)。
素直な心と言えば思い浮かぶのが経営の神様、松下幸之助氏ですね。
幸之助氏は、素直というのは人の言う事にハイハイと言う事でもなく、無邪気な心でも無く、幼児の心でも無い。
「素直な心は、自然の理法に対して、本来の正しさに対して、素直であるということ」だと言われてます。簡単な事ではありませんね。
また元々人間には進歩発展する本質が備わっている。なのに上手くいかないのは素直で無いからだと喝破されてます。
師匠蓮風先生と全く同じ意です。経営者でありながら、幸之助氏は常に人間の幸せとは、自然の理法とは、宇宙の本質とは。。を考え続けておられたそうです。
一代で大偉業を為す人は皆共通したものがあります。器がデッカいですね!
自分も日々、宇宙のリズムと反してないかを見つめつつ素直な心で成長していきたいです。