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実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

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院長のブログ 実千代院長の最新ブログ

2017年12月11日(月)

第10回「予防医学mini講座」を終えて。


真奈先生は「血」の役割と生成について。


のぶ先生元、気一杯舌を見せてくれました(笑)

先日の土曜日、夕方から鍼灸院内で「東洋医学ミニ講座」を開催しました!

数年前から始めたミニ講座も今回で10回目になりました。

受け付けにチラシと申し込み表を置くと、あっという間に定員になる程、定着してきました。皆さん本当に熱心です。

今回は、「血」についての講座です。3人の先生が其々個性を発揮しつつ…模造紙手書きです!超アナログ(笑)

東洋医学の言葉は聞き慣れないので、かなり優しい説明を加えないと理解して貰えません。

そこで私達の患者さんに対する説得力が鍛えられます。

東洋医学の「血」と言っても、様々な角度から話も展開できますので、話の構成もしっかり考える必要があります。

私は先生達が話してる合間に説明不足の所を埋めていく役目です。

患者さんだけでなく全員が勉強になります。

今回も、何でも質問できる雰囲気でアットホームなミニ講座になりました。

今回は、「血虚になれば瘀血にもなり得るという事ですか?」「気は精神とも関係があるのですか?」等、高度な質問も出ました。

こうして、東洋医学を分かりやすく多くの人に知って頂き、人間の治癒力は斯くも偉大という事を広めていきたいです。


吉田先生は、血のセルフチェックと病症について。


のぶ先生は、養生指導を。

2017年12月5日(火)

北辰会スタンダードコースに参加して。

先日の日曜日は北辰会のスタンダードコースに参加して来ました。

今回は、若手実力派の御二人、各務祐貴先生の「睡眠」の講義と、

関東支部のお馴染み竹下有先生の「奇経八脈」講義でした。とっても楽しみに参加しました。

主訴が「不眠」という患者さんはよく来院されます。また他の疾患でも不眠が随伴症状の方は余りにも多いです。

よく眠れるようになって様々な症状が改善されていく事を考えると、如何に睡眠が健康にとって重要かが分かります。

東洋医学では、不眠と言っても人によって様々な病理があります。それらをとても分かりやすく解説して下さいました。

有先生の「奇経八脈」講義をお聞きするのは3回目ですが、いつ聞いても私にとっては何より面白く興味深い講義です。レジュメは書き込み満載状態に(笑)

会場にいた誰もが、もっと勉強しようと熱くなった講義だったと思います。

北辰会方式で治療してる我々にとって八脈交会八穴は、普段から、かなりの確率で使用しているツボです。興味津々は当然の事(笑)

先生の講義は、其々の意味や病症だけでなく、もう一度東洋医学の原点に戻って考えていく事の大切さをも含んでいます。

歴史も踏まえての講義なので聞き終わると真に東洋医学を勉強した感になりますね。

今回はE-ランニング用の講義という事で今後も何回も繰り返し勉強できますよ。聞き逃した方も大丈夫です。

様々追試しながら日々の臨床で深めていきたいです。

2017年11月29日(水)

「キーンベック病」も鍼で治しましょ。


母の命日に毎年届くバラの花に涙がでます。

ここ数ヶ月、懐かしい患者さんが続々来院して下さってます。調子が悪くなったらまた鍼。本当にうれしい事です。

先日5年ぶりに来院された男性は、今年の初めにキーンベック病と言われ、手術を勧められたものの、100%成功する保証は無いらしく来られました。

キーンベック病は、手首の真ん中にある月状骨の血行障害により、月状骨がつぶれる病気だそうで原因不明との事です。

診察すると、掌がパンパンに腫れてグーが出来ません。熱感があり力が入らず、好きなゴルフも出来ず、日常生活にも支障があります。

体表観察をして肝と腎の蔵の弱りからきているものと考えました。北辰会独自の空間論も考え合せ、足のツボに一本鍼をしました。

5回の治療で腫れも綺麗に引き、しっかりグーも出来るようになりました。

腫れてる所に鍼をする事なく治っていくことに驚かれる方は多いですが、

身体は繋がっているので様々に連携プレーをして改善されていきます。東洋医学では当然の考え方です。

本来バランスをとろうと瞬間瞬間一生懸命に働いてくれている身体のお手伝いを日々させて頂きます。

2017年11月18日(土)

狂人との出会いに感謝。


「日々の心いろいろ」より

先日、あべのハルカスで開催されている葛飾北斎展に行って来ました。

夕方に行かないと大混雑すると言われ、かなり遅めに行きましたが、笑いが出る程の混み方。明日で終わるのでこの土日は人しか見れないかも(笑)

ひとつひとつの作品に本当に圧倒されました。特に亡くなる直前に完成した作品「雪中虎図」は釘付けでした。

力強さとしなやかさ、ユーモアと真剣さが見事に調和…虎ですが龍が天に力強く昇っていってるようでした。一歩一歩。。。正に北斎自身ですね。横に、「画狂老人 齢九十歳」との署名がありました。

有名な言葉に「70歳以前に描かれたものは取るに足らない、80歳になれば更に進化し、90歳になればその奥義を極め、100歳になれば神の域に達する」とあります。

自称画狂老人しか言えない言葉ですね。

もうひとつ大好きな作品に芥子の花があります。作品に込められた思いは分からなくても見る側の心底を揺さぶりますね。

私の師匠も自称「鍼狂人」を名乗っておられますが、迫力といい繊細さといい何か共通するものを感じます。

狂人に出逢えて本当に幸せです。生涯報恩感謝の道を歩みます。

2017年11月11日(土)

「夜驚症」はクレヨン鍼で治しましょ。


M先生からの真心のお花に癒されてます。感謝。

子供達も様々な症状で来院されますが、中に「夜驚症」の女の子がいます。

夜驚症(やきょうしょう)は、3歳~7歳の子どもに発症することが多い睡眠障害の一つで、睡眠時驚愕症とも呼ばれるようです。

この子も夜中1時頃突然起き出して絶叫し、立ったり座ったり泣いたりを約10分間毎日繰り返してるようです。朝は全く覚えてないらしい。

夜中静かなので、闇を破る叫びなんて生命力満タンですね(笑)

原因は、日中のストレス、恐怖体験、不安、刺激過多、緊張などと言われていますが、

日中の緊張やストレスを夜中に発散してるのでしょう。

この子は、刺さない鍼の中でも古代鍼という先の鋭利な鍼は怖がって使用できません。

先が一番太くて丸い鍼を使っています。それも、クレヨンって呼んでます(笑)形がクレヨンそっくりなので。。

初めはこのクレヨンでも大変な騒ぎでしたから、本当に敏感な証拠ですね。

過敏な人は年齢関係なくある面鍼の効果は抜群です。今ではすっかり起こらなくなりました。

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