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実千代鍼灸院 Michiyo Acupuncture Clinic

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院長のブログ 実千代院長の最新ブログ

2018年5月23日(水)

「つつしみ」っていい言葉ですね。


「日々の心いろいろ」より (カキツバタ)

遺伝子学のスペシャリスト村上和雄先生が、著書の中でトマトが持ってる「つつしみ」という表現をされてますが、

自然には目に見えるものと見えないものがあって、トマトの「実」は見える自然。トマトの「つつしみ」は見えない自然と言われています。

自然の中で育つトマトは、人間の様に自分だけが大きくなって他の種類の植物の養分を奪ってやろうとは考えない。つまり、トマトが「つつしみ」を持って自然の中で生きてると言われています。

先生は、「生物は自分達だけが増えすぎると、逆に生存が危うくなるので、その事を生物の遺伝子はちゃんとわかってコントロールしている」

また「目に見えないものを、ないものと扱って無視し、自分たちに都合のいいように生きてるのは人間だけかもしれない」と言われています。

村上先生は、医療の分野でも、目に見えない患者さんの気持ちや考え方が病気を左右すると強調しておられます。

これから益々目に見えないものに心傾く時代になっていくと思います。

2018年5月19日(土)

好転反応ってどういう事?

時々患者さんから鍼って好転反応でますか?と聞かれます。

好転反応は、治療の過程で一時的に身体に何らかの反応が起こる事で、1日から数日で反応は消えるとされてます。

今日もある患者さんが、「先生、先日初めて鍼をしてもらった後、凄く怠くなって寝ていたら、その後下痢をして、身体がスッキリして驚きました!」と喜ばれてました。

この方の主訴は起きてられない程の疲労感です。

私も時々師匠に鍼を受けてますが、かなり疲れている時はそのまま2時間程(笑)寝てます。というか起きれない(笑)疲れてる自覚が無いからやっかいですが。。。

鍼をすると気の巡りが良くなって沈んでいた熱や邪が浮いてきたり、緊張が緩んで疲れがドッと出たりします。いわゆる好転反応ですね。

その患者さんの日頃からの緊張度合いを考えてその辺は調節していきますが、緊張度合いが大き過ぎる人は気を付けないと好転反応で悪化したと動揺されます。

先日もスタッフ鍼灸師がした初診治療で好転反応に驚かれた患者さんがいましたが、実はとっても効果があったという事です。2診目からは大丈夫です。

それをちゃんと納得して頂けるかどうかはこちら側の問題ですね。

鍼灸治療は奥が本当に深いです。

2018年5月11日(金)

気候は心身に影響を与えます。


水が美しいって平和です。

最近の気温変化には振り回されますね。数日前に慌てて灯油を買いに走った人、衣替えでしまった服を引っ張り出した人、一日の内にも10℃以上の差があって大変です。

二十四節気で言えば今は「立夏」夏の始まりの時期です。七十二候では「蚯蚓出(みみずいずる)」で、土が温かくなり、冬眠していたみみずが土の中から出てくる頃です。

きっとみみずさんも寒いから顔を出すのを躊躇してるでしょうね。

人間だけでなく自然界の生態系も適応するのに一生懸命だと思います。

この様な気温の激しい変化は、身体に影響を及ぼすだけでなく、精神も揺れ動きます。

寒くなれば体は緊張し、温かくなれば緩みますが、コロコロ変わる気温に適応させようと不安定を強いられます。

患者さん達も、何故か体が重くてという方、風邪を引かれる方、皮膚疾患が悪化される方、頭痛や目眩の人、様々症状が吹き出てます。

また天気が「雨」から「晴」になると気圧が上がり、「晴」から「雨」に変わると気圧が下がります。

心の状態を天気で表す言葉も多いですね。「気が晴れる」「無念が晴れる」「表情が曇る」「心は雨模様」等々…

気候が体と心に影響がある事は明らかです。こんな時は、自分を責めて心乱すことなく、疲れに逆らわない事も大切ですね。

適度な運動や充分な睡眠、バランスのとれた食事という基本的を大切にして生くことです。

2018年4月21日(土)

過剰ストレスが生殖器に影響。

先日、長年治療に来られてる人ですが、不正性器出血で駆け込んで来られました。

東洋医学ではこれを「崩漏(ほうろう)」と言います。

余りに大量出血なので一回は病院で止血剤を貰ったそうですが、再び酷い出血で来られました。

人それぞれ機序は違いますが、必ずと言っていいほどバックに大変なストレスがあります。この患者さんも然りです。臓腑で言えば肝の臓の暴発です。

昔から女性は子宮で物を言うと言われますが…これって差別用語ね。でも生殖器は肝の臓の関わりが一番深いですので、東洋医学から考えると納得できます。

肝の臓の昇発作用(心身共に伸び伸び大好き)が、ストレス過多で閉塞されると暴発(崩漏)します。

この患者さん、大量出血ですからとにかく止血しなければなりません。

肝気の鬱したものが衝脈を通って子宮に影響を及ぼしてますが、バックに血を漏れないようにする統血作用の脾の臓の弱りを考え、

公孫というツボに50壮程お灸をするとそれっきり止まりました。

この患者さん、とあるお医者さんですが鍼の効果を身に染みて感じて下さってます。嬉しいですね。

2018年4月18日(水)

要らん事を考え過ぎる現代。

研修に行くと、よく師匠が患者さんに「要らん事を考え過ぎてる!」と叱咤される事があります。バシッと切られます。

要らん事(笑)…って何?と思われるかも知れませんが。的を得た一言です。

人は調子が悪くなると、不安になってアレコレ考えだしますね。癌かな?治らないんじゃないか?自分だけなんで?(笑)等々。

要らん事を考える度合いが過ぎると、精神が混乱してパニックや鬱になります。

この春は特に様々要らん事(笑)考え出す人が増えてます。肝の木気が盛んになって精神が揺れるからです。

本当に根比べと思うほど、同じ事の繰り返しの患者さんがおられますが、鍼をしていくうちに、

大丈夫ですよ~と言うと、やっとそうですね!とスンナリ(笑)帰られるようになりました。こんな方多いです。

考え過ぎるのは現代病でしょうか。物や情報が多過ぎのせい?その考えも勝手に次々と湧いてくるから大変ですね。

頭の中がスッキリしてくると心もスッキリ晴れやかになります。

私も時々、必要以上に自分を落とさないようにね~と患者さんに言いますが、ともかく体から心へ、心から魂へ確実に鍼は届いていると感じます。

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