30代前半、妊娠33週目。逆子体操、自宅灸(三陰交、至陰)を1週間続けるも戻らず来院。下肢のむくみ、冷えが随伴症状。妊娠前から夜間尿、冬以外寝汗が酷く、起立時に度々フラつく。
産休に入ってからスマホ時間増、運動無し、髪のパサつきが目立つ。
下半身が冷えて停滞し、背部の実の左右差が顕著。
背部の左右を整え、下半身が温まる様に鍼を施す。足の冷えが強かったため、「申脈」左側に短鍼2番を一本。
一回の施術で背中の左右差が整い、足がポカポカになる。申脈には、太陽膀胱経と少陽胆経が関わっている為有効と考える。
計3回「申脈」、4診目に「神門」に鍼を施し、逆子は無事定位置になった。合わせて寝付きが良くなり背中が軽くなったと自覚。
「諦めた 逆子に 最後に託す 鍼治療」by 実千代
最近空を見上げる事が多くなりました。変化変化の連続。
今日も患者さんのお薬手帳を拝見して、思わず「ん⁇」です。大量かつ、長期間にわたる投薬に本当に疑問を感じます。
16年前まで、2週間しか薬は出せませんでした。それが今は、原則無制限になりました。何という事でしょうか。。。
抗生物質も3日だったのに1ヶ月も出してる医者があります。
日本は薬という薬が氾濫しています。国民皆保険制度がそうさせてるのですが、根底には商業主義があるのでしょう。
本当に患者さんの事を真剣に考えたら闇雲に薬は出せないはずです。様子を見ながら慎重に使って欲しいです。因みに私の知り合いのお医者さんは、薬を少なく出す医者を信用せよと言われてます。
本来、生き物の体の中には自然治癒力が備わってます。それも驚く程の力です。その治癒力の邪魔にならない程度に薬を用いなくちゃ。
欧米では、薬を一時的に中止して、腎臓機能を回復させるという試みで、多くの患者さんを救っている病院がありました。
また、西洋医でも「それはストレスです」とよく言われるようになり、精神から体に不調が出る場合がかなり多いです。だからこそ、思い切って生活習慣を見直す事こそ重要です。
先日、秋田犬が人気過多で触られ過ぎの為、体調不良、攻撃的になってるので自粛して下さいと言われてました。
動物でもストレス過多は健康を損ない本来の可愛さやその犬らしさから離れていってしまいます。
本当の健康とは何かという事をもう一度一人一人が考えていく時ではないでしょうか。
街中にお花が飾ってあります。
サザーク Tower Hill
国会議事堂ビックベン
バッキンガム宮殿のお庭。
イギリスと言えばお馬さん。
広大なハイドパーク!
ブログも少しおさぼりするとあっという間に時が経ってて驚きます。
毎日のように更新されてる師匠や同業者には尊敬の念しかありません。
さて、今夏は酷暑でしたが、私はお盆休みに避暑地さながらの国、イギリスに行ってきました。
気温お昼25℃、夜は13°℃程です。乾燥した涼しい風が頬に優しくて、気候でこんなに幸せな気分になるなんて…最高の贅沢でした。
初イギリスは、ヒースロー空港に降りた時から、肌に合ってて心地よかったですね。
フランスとは全然違う気。ナチュラルな清潔感。ロンドンの中心に巨大なハイドパークという公園があったり、ニューヨークにもどことなく似てました。
人々もゆったりしていて大人の雰囲気。個人主義の国ゆえかもしれませんね。アラブの人やインド人が多く、ルーマニア等様々な国の人々が出稼ぎに来られてました。
また、イギリスの物価の高さには驚きました。東京超えです。地下鉄はひとり700円以上かかるので、移動手段は専らウーバを使いました。タクシーの約半額で本当に便利、安全。
イギリスもテロが多い国のようで、国会議事堂に行った次の日、同じ場所でテロ騒ぎ。道が閉鎖されてました。
この旅行で15か国目になりましたが、異文化を知る事やその国の気を感じる事に興味津々です。行かないと分かりませんが、一回ではどうかなぁ。。それにしても、一緒に行った友人の一人が、帰国後確かにあったガングリオンが消えていた!と驚いてました。心身一如ですね。
有り難い事に世界各国で友人が活躍してるので、色々聞いたりしながら文化の違いを学んでます。違い、楽しいです!
違いを知る事は自分を見つめる事になります。体力あるうちにドンドン行きたいです。
今日、埼玉県熊谷で41.1度?日本新記録らしいですね。地球が大暴れして平では無い状態です。
今日は、二十四節気では、一年で暑さが一番厳しく感じる「大暑」。七十二侯では、「桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)」です。
桐の花って、木の上の方に薄紫色の可愛い花を咲かせるので中々気がつきませんが、こんな暑い時に咲く花って、暑さに強くてみずみずしいんでしょうね。
人は熱中症始め、体力低下でヘルペス、喘息、感染症等々様々な症状が出てきてます。
先日は、患者さんが、「先生、背中が反り返って戻りません」と顔面蒼白、倒れそうな姿で来られました。
東洋医学では「角弓反張」と言いますが、陽明熱が強過ぎて津液が消耗しても起こります。
よくアスリートが倒れ込んでる時、反り返ってますが、その軽い状態です。
多汗、便秘続きだったそうです。鍼ですぐ戻り良かったですが、暑過ぎると凄いことが起こりますね。
火に炙ったスルメのよう。。。
まだまだ暑さは続きます。油断大敵です。足がよくつったりする人は特に睡眠、栄養をしっかり取ってくださいね。
「日々の心いろいろ」より (シャガ)
今年の夏の暑さは異常ですね。ご高齢の方、お子さん、虚弱(胃腸弱)の方は特に、甘くみてたら大変です。
昔は暑い日中の後は夕立が降って涼しく天が調節してくれてました。今は自分で賢く調節しなくちゃ。
先日、90歳の方から熱中症の症状ってどんなの?って聞かれました。これでは熱中症になっていても気づきませんね(苦笑)
人により様々ですが、
ぼ~っとなる。倦怠感がある。胸がムカムカする。吐き気がする。頭が痛くなる。目の前が真っ暗。こむら返りになる。。ひとつでもあれば直ぐに水分をとって横になる事です。
そして、1番大事なことは、睡眠です!
暑くて寝苦しい人は、様々工夫が必要です。私は自分の部屋にクーラー3時間タイマーをセットして、切れたらリビングが付くようにしてます。夜中一度も目が覚めません。
暑熱は体の水分を蒸発させます。ですから、陽体の子供や、水分吸収の悪い老人、また、脾の蔵(胃腸)が弱い人は、栄養不良になり易く、熱中症に気を付けなければなりません。
また、バランスのとれた食事が大切です。おやつに麹やクエン酸の入った物を食べるといいですよ!
この夏はいつもと同じ事をしていたら必ず秋にダウンします。無理をせずゆったり過ごしましょう。