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2013年07月30日(火)

97.北辰会の勉強会

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北辰会は私の所属する鍼灸学術団体です。毎月参加して、今年でまる10年。。。速いものです。

10年はひとつの節目ですが、先日参加して、基礎の大切さを改めて感じ、また一から学びなおそうと意欲が湧いてきました。

特に、午前中の、心、小腸、心包、肝、胆の臓腑経絡の講義は、その全体像から様々な事が連想できる、素晴らしい講義でした。

午後は、同じ臓腑経絡で、ツボの事を深く掘り下げた講義、また、実際のツボの取り方を学び、一貫性がありとても充実してました。

北辰会には魅力が沢山有ります。

鍼灸師1人1人が、自分の個性を発揮できる場所です。そして、何でも話せる純粋な仲間達の集まり。

勉強会が終わってからの飲み会は、自由参加ですが、普段、疑問に思ってる事や悩んでる事を話せる貴重な場所でもあります。

今回も、色々話しを聞いたり、聞いてもらったり、自分が思いもよらない角度の話しに時間を忘れてしまい、お店の終了時間まで居座ってました。


直接、顔をみて話し合う能力が低下している現代、北辰会での人間学を含んだ勉強会、是非、来ていただきたいです。



2013年07月28日(日)

96.微細な差異

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人と話しをしている時、微妙なニュアンスが伝わらないと思う時と、ピタッとくる時があります。

広辞苑によれば、ニュアンスとは、「色、音、調子、感情などの微細な差異。陰影。濃淡の事」とありました。

やけに納得してしまいました。

案外、人がストレスを感じる事のひとつに、この微細な差異(違和感)があるのかも知れません。

患者さんが、先生、分かってくれない、分かってくれる、と感じるのも、この「微細な差異」がものを言ってるような。。

今後、いくらハイテクが進んでも、情報量が膨大でも、この辺りのキャッチは出来ません。

人が顔を合わせて対話してこそ、この微細さを感じる事ができるのでしょう。

先日、同業者と色々話をしていると、ニュアンスがピタッと、腑に落ちる感覚、何か心が満たされました。

まだ開業はされてませんが、これは、大成する要素のひとつかも知れません。

時代の潮流が、心から離れれば離れる程、人は心を求める気持ちが益々強くなります。

きっと、心の微細さに触れる人を探し求めるのでしょう。



2013年07月26日(金)

95.予防医学こそ本流

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鍼灸は素晴らしいと思う事のトップに、確実な予防医学である事をあげたいです。

このままいけば、心疾患や脳梗塞、ガンなどの重い病気にかかっていたと思われる方が多くおられます。

今、病気の人を治す事は、勿論大切ですが、未病治こそ東洋医学の誇れる部分です。

これは、いくら私が、まだ初期に来られて良かったと安堵しても、認めて貰えないかも知れません。

でも、疑いようのない事実ですし、患者さんの中に、この事を重々知って通われてる方々もおられます。

その様な方々は、鍼にくる前、何度も梗塞で倒れたり、病気の問屋さんだった方ばかりです。

鍼があるから今の健康があるといつも言われます。有難い言葉ですし、それは事実なのです。


このまま、西洋医学一辺倒で突き進んだ先に見えるもの、本当に患者さんの絶対数の減少でしょうか。。。

予防医学が医療の本流となる時代…必ず来ると信じます。

それが出来るものが、現実に、ここに有るからです。



2013年07月24日(水)

94.治療効果の有無

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甲山緑化植物園にて

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緑は安心の色



治療をしていて、改善した場合も、されなかった場合も、何故なのかを考えます。

効果の判断には、患者さんの自覚症状の改善と、術者の体表観察所見(ツボ、舌や脈等々)の改善の二つがあります。

この双方が、効いた、となると話は速く、良かったですね、と喜び合えるのですが、そうはいかない時も多々あります。

患者さんの自覚症状が改善されても、体表観察所見が思わしく無い時は、何かまだ病が隠されてるか、再発するかのどちらかです。

反対に、体表観察所見が改善されてるのに、患者さんの自覚症状が取れてない場合、必ず時間差で良くなっていきます。諦めたら勿体無いです。

また、効果がないのは、治療方法に問題がある場合、患者さんの養生法が悪い場合、病の旧深、信頼関係等々、実に色々な要素が絡み合っています。

先日、体表所見もあまり良くなく、自覚症状の改善も無い患者さんがいました。

年齢的な事と、仕事量の多さもあり気長にと、私は淡々と治療してましたが、患者さんが、一旦これで…と諦めてしまいました。

しかし、数日後、再予約されました。最後の鍼の後、驚く程効果があったらしく。。。

こんな時も、色々な要素が絡んでいます。それを探っていく事、楽しくてワクワクします。


2013年07月22日(月)

93.病の大元は何処?

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水の上…涼しそう

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黄色は高貴な色



毎日、色々な病の方が来院されます。

その度毎に、病の大元は何処なの?と考える(感じる)癖がついてきました。

ここでの大元とは、身体と心の関係性で、特に心に重点を置いたものですが。

古典にあるように、わだかまりが無く、心がサッパリしている人は、病気になりにくいのです。これを恬淡虚無(てんたんきょむ)と言います。

とは言っても、生きてる限り全てが変化の連続です。身内や他人も介入し、自分だけの問題では済みません。心サッパリは難しい現実が…

その変化に右往左往して、心が捕らわれ、知らない間に、病となる大元を形成していきます。

その大元を見つける事は、ある面マジックの様で、実際、屈折もしているため、的確に捉えるのは本当に難しいのです。

まして、自分の意識より、もっと深い無意識の部分も含んでいますから。実際、分からない事が多く、未熟さを感じる日々です。

私はただ、患者さんが全身で発してる様々な「気」を、素直に受け止め、鍼でアプローチしていく、これが唯一できる事だと思っています。


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