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2016年01月30日(土)

鍼の効果と気の去来。

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「日々の心いろいろ」より(マチルダ)


師匠が「気の去来」という事をよく言われます。

整体を診て、元気の大元の「気」が不足してれば、そこに「気」を集めて全体のバランスをとります。

「気」が有余であれば、散らして全体のバランスをとります。

その「気」の去来を敏感に感じれる程、鍼の効果を十二分に発揮出来るというものですが、敏感さと熟練が必要です。

『素問』の【九鍼十二原篇】という所に、
「若風之吹雲、明乎若見蒼天。刺之道畢矣。」とあります。

鍼の効果について端的に書かれてます。

鍼をすると(正)気を得る事ができ、それはまるで風が雲を吹き払って、暗天から晴天に一転したようなものという意味です。

素晴らしい表現。こんな鍼を目指したいです。


2016年01月29日(金)

変化は生きてる証拠。

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「日々の心いろいろ」より(サザンカ)


師匠は、「黒か白かをはっきりさせる形式論理を基本としつつも、運動変化を重視する弁証法的論理が必要」と『陰陽論』の中で言われています。

一般の方には難しいですが、身体の状態は常に変化変化の連続です。変化は生きてる証拠。

過去の流れを知った上で現在を的確に捉えられれば、未来も予測ができるという…

その変化を捉えつつ、未来も考えながら、今を判断して治療しましょうという事ですが…

これが出来れば鍼の名人になれると思いますが、そんな簡単な事ではありません。

鍼を打ったその瞬間から、未来へ最高の変化へと回転し始める、そんな鍼をしたいものです。

身近にいて下さる偉大な師匠、蓮風先生に教えを請うのみです。謙虚に柔軟に。




2016年01月27日(水)

膀胱炎とボーコレン。

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「日々の心いろいろ」より

ここ数日、膀胱炎の患者さんが続いています。それも、酷い排尿痛を伴って、尿量はチョロチョロ(笑)。酷い人は血尿になってました。

今、テレビでも流行ってる漢方薬「ボーコレン」を皆さん服用されてます。この名前サイコーですね。

これは漢方薬で言うと、「五淋散(ごりんさん)」です。こっちよりボーコレンの方が覚えやすいね。

色んな生薬が入ってますが、総じて、膀胱炎等の炎症を取り除いて、オシッコを通じさせるものですので、上記の患者さんにはいいと思います。が、

酷いとボーコレンでは効果が無いらしく、ここは鍼の出番です。

この様な方々のバックには、腰痛があったり冷えがあったり等、腎の蔵の弱りが必ず有ります。そして、多忙やストレス等で熱を身体に溜め込んでおられます。

腎の蔵は膀胱の腑と裏表の関係で、互いの強力関係が密接ですので、腎の蔵が弱ると膀胱に反応が出やすくなります。

鍼でも、膀胱の熱をとって、陰分を増す治療をします。ボーコレンと一緒ですが、効果は勝ちです(笑)。炎症が治まってきたら腎の蔵をしっかり立て直します。

こんな時は、油物や甘いもの、お酒は控えてしっかり睡眠をとって下さいね。






2016年01月25日(月)

問診の難しさと大切さ。

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「日々の心いろいろ」より(椿)


北辰会方式では問診を重視し、問診に時間をかけます。それは、体と心は繋がっていて、切り離しては考えられ無いからです。

相手がどの様な生活を送ってるのかは、相手の性格にありますし、性格は育ち方や環境にも、更には遺伝的なものにもあります。

人が病として発症する迄の過程には、それはそれは複雑な(家族、社会等々)その方の独自の履歴があります。

お話ししてくださる事は氷山の一角でしょうが、お話しを聞かせて頂き、相手の思いを理解する事が問診の第一に大切な事だと思います。

そして、相手が悩んでる症状から決して心を離さずに、問診を進めていきます。

星を外して、いくら根掘り葉掘り伺っても、そこには互いの心の距離感が出来てしまい、

ひどい場合は、何故そんな事聞かれないといけないの?等々、変な反発心が芽生えてしまいます。うちでは粗無いと思いますが(笑)

そうなると、お互いの気の交流が出来ません。交流が出来ないという事は、鍼の効果も激減しますね。

一番いい問診は、相手が「そっか、だから私こんな病になってるんだ」と対話しながらご自身が気付いていかれる問診です。

こんな時は、鍼の効果も抜群、養生も自発能動でされますね。

いい問診イコール人間理解能力と思ってこちらが成長しなければいけませんね。


2016年01月23日(土)

熱を溜め込むと陰不足に。

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「日々の心いろいろ」より(たそがれ)


病の発症は、自分の体質プラス様々な条件が重なって起こります。

私事になりますが、数日前から左上の歯茎が痛み出し腫れ上がりました〜。

よく患者さんで顔が歪むほど腫れてこられる方がおられますが、私はハムスター程度ですが、その痛さが半端なく。。。ズキズキ。。

患部自体は熱性(湿熱)のものです。自身の体質も熱傾向ですので、熱を重ねるような条件が整ったのでしょう。

お酒や甘味食、運動不足、多忙、熱いお風呂での長湯、急な寒冷で熱を閉じ込めた事等思い当たる事ばかりです。

上歯は陽明胃経が通過してる所です。陽明経は陽経の中でも1番熱が強い所です。そこへ更に熱を重ねるとどうなるか、

陰が不足します。潤いが無くなるという事です…悲し(笑)。陰が不足すると身体が熱化します。

さすがに、友人から「いい加減に医者に行って薬貰い!一発で治る!」と…怒られました…シュン。

昨日の晩は、身体中が熱くなって夜中に疼いて目が覚めました。タオルで冷やしながら、もうこれで治ると思いました。

案の定、朝はほぼ痛みが取れてました!鍼に感謝。

何より一月から公私ともに多忙にしていた為に、疲れが常にバックにあった事が発症の大きな原因になったと思います。

熱性体質の人、疲れを溜め込むと大変ですよ〜呉々も気をつけて。


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